「こけじぞう」みぃつけた…京都・大原三千院

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 京都・大原の 古刹こさつ ・三千院(京都市左京区)。緑の こけ に深々と沈む庭園「有清園」のあちこちで、小さなお地蔵様が見え隠れする。

苔と一体となった「わらべ地蔵」。その表情に心が癒やされる(左京区で)=河村道浩撮影
苔と一体となった「わらべ地蔵」。その表情に心が癒やされる(左京区で)=河村道浩撮影

 平成の初め頃、石彫刻家の杉村孝氏が奉納した6体の「わらべ地蔵」で、大きさはいずれも50センチ以下。池のほとりや石灯籠、杉の木の根元などに配したところ、時を経て、ほどよく苔むした。

 ほおづえをついて寝そべったり、首をかしげて寄り添ったりする愛らしいしぐさが「映える」と注目され、人気の被写体になった。

 5月の日差しで変色した苔も、梅雨の雨をしっとり含んで深みが増し、今が見頃。三千院参拝部の担当者は「苔と一体化したお地蔵様の居場所を尋ねる参拝者も。かくれんぼのようです」という。

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2169192 0 社会 2021/07/01 08:36:00 2021/07/01 08:42:22 2021/07/01 08:42:22 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210630-OYT1I50126-T.jpg?type=thumbnail

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