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不細工だけどかわいい「ブサかわ犬」として、暮らしていた青森県
わさおは2007年秋、海沿いでうろついていたところを飼い主となる菊谷節子さん(17年11月に73歳で死去)が保護。長い毛と
昼間は、菊谷さんが営む町内の焼きイカ店「七里長浜きくや商店」で観光客らを出迎え、夜は菊谷さん宅で過ごしていた。19年5月には同じ秋田犬の妻「つばき」に先立たれた。今年4月以降は足腰が弱って立ち上がれなくなっていた。
わさおプロジェクトによると、わさおは8日の日中も同商店で過ごしていたが、体調が悪くなり、夕方、眠るように死んだという。代表の工藤健さん(52)は「長年、多くの皆さんが愛し応援してくれた。わさおは旅立ったが、これからも皆さんの心の中で生き続けてほしい」と声を詰まらせた。
近くに住む女性(47)は「全国的に町を有名にしてくれた『第一人者』。天国で節子さんや志村けんさんと再会してほしい」と悼んだ。菊谷さんの長男で今の飼い主の忠光さん(55)は「とてもショックだが、ゆっくり休んでほしい。わさおと家族でいられたことを誇りに思う」とのコメントを出した。