大本営の地下壕再び…老朽化対策完了、一般公開は延期

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報道関係者に公開された防衛省の敷地内に残されている旧陸軍の大本営地下壕跡(18日、東京都新宿区で)=西孝高撮影
報道関係者に公開された防衛省の敷地内に残されている旧陸軍の大本営地下壕跡(18日、東京都新宿区で)=西孝高撮影

 防衛省は18日、東京・市ヶ谷の同省敷地内にある旧陸軍の大本営地下ごう跡を報道公開した。地下壕は今年2月まで耐震化や老朽化対策の工事が行われ、4月に一般公開を始める予定だったが、新型コロナウイルスの影響で当面延期された。

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 防衛省によると、地下壕は1941年8月~翌年12月、大本営陸軍部などが入る建物の地下約15メートルに造られた。広さ約1300平方メートル、厚さ約1メートルの鉄筋コンクリート構造で、南北52メートルにわたって幅4・6メートル、高さ4メートルの3本の半円形の空間があり、東西に2本の連絡路が交差する。

 陸軍大臣室や通信室、炊事場、浴場などが設けられ、阿南惟幾これちか陸軍大臣が若手将校を集め、ポツダム宣言の受諾を決めた御前会議の様子を伝えたとされる。

 以前は一般公開されていたが、老朽化などのため閉鎖されていた。2016年に観光資源として活用することが決まり、約1億円をかけて工事が行われた。

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