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今秋に県内で開かれる国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に備え、バレーボールの会場となる鳥栖市のサロンパスアリーナで26日、テロ対処訓練があり、関係機関が連携強化や対処能力の向上を図った。
訓練には県警や鳥栖・三養基地区消防事務組合などの約60人が参加。刃物を持った不審者が観客2人を刺したとの想定で、運営スタッフが観客役の救護や避難誘導をしたり、通報で駆けつけた警察官が不審者役を取り押さえたりした。
また、メインアリーナの客席で刺激臭がする不審物が見つかり、観客が倒れたと想定した訓練では、防護服を着た消防の化学救助隊員らが、負傷者役の救助に当たるなどした。
鳥栖署の笠原哲署長は「何かあったときの対処能力を高めるため、関係機関がさらに連携を強化しなければならない。今後も訓練を重ね、情報共有を図りたい」と話した。