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米軍オスプレイ飛行再開で沖縄県知事「原因の具体的な説明がない中では到底納得できない」

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米軍普天間飛行場から飛び立つオスプレイ(14日午前8時53分、沖縄県宜野湾市で)=浦上太介撮影
米軍普天間飛行場から飛び立つオスプレイ(14日午前8時53分、沖縄県宜野湾市で)=浦上太介撮影

 鹿児島県の屋久島沖で昨年11月に墜落事故を起こした米軍の輸送機「オスプレイ」について、防衛省は13日、別型機が配備されている在日米軍普天間飛行場を抱える沖縄県と同県宜野湾市に対し、14日以降に飛行が再開されるとする見通しを伝えた。ただ、詳細な事故原因の説明はなく、地元では不信感も高まっている。

 沖縄防衛局の説明を受けた県幹部から報告を聞いた玉城デニー知事は報道陣に「原因の具体的な説明がない中での飛行再開は到底納得できない」と述べ、政府に「国民の不安を 払拭ふっしょく するため、何らかの方法をとるべきだ」と求めた。24機が展開する普天間飛行場の地元・宜野湾市の松川正則市長は「再発防止策は丁寧な補足説明があった」としつつ、「原因(の説明)はこれまでとほぼ同じ内容」と不満を漏らした。防衛省側と意見交換を続けるという。

 九州防衛局の池田真人次長は、鹿児島県の長島和広・危機管理防災局長らに米側の安全対策などを説明した。

 池田次長は機体の設計や構造に問題はないとしたが、事故原因は「特定の部品の不具合」と述べるにとどめた。長島局長は「県民は不安を抱いている」として丁寧な情報提供を要請した。

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