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人生で大きな出費は?…住宅・教育・老後が「3大支出」

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[マネーのQ&A]

 長い一生の中で、いくらのお金が必要になるのか。生涯の生活設計「ライフプラン」について、福岡銀行営業統括部の辻美彩代さんに聞いた。

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辻美彩代さん
辻美彩代さん

 Q 大きな出費にはどんなものがありますか。

 A 食費や光熱費といった日常生活の支出のほか、人生にはまとまったお金が必要になる時があります。生活スタイルや家族構成によって違いますが、一般的に(マイホームの)住宅費と子供の教育費、老後の生活資金が人生の3大支出といわれます。結婚式や車の購入も大きな出費です。お金が必要な場面で、人生の選択肢を広げるためにも、事前に考えておくことが重要です。

 Q 住宅費と教育費はいくら必要でしょうか。

 A 住宅を購入すれば、戸建てやマンションなどで差はありますが福岡県の場合、平均約3700万円です。住宅ローンの頭金や税金、引っ越し費用など一時的な支出も考慮する必要があります。教育費は、いつ必要になるか想定できます。幼稚園入園から高校卒業まですべて公立学校なら約540万円、私立なら約1830万円が目安とされます。大学は国公立か私立かで異なりますが、4年間で約540万~約900万円とされます。

 Q 老後資金として、かつて「2000万円問題」が話題になりました。

 A 老後に必要なお金は、夫婦でゆとりある生活を送るには月36万円程度、最低でも22万円程度が必要だといわれます。ただ一般的に65歳で夫が定年退職した夫婦で、年金受給額から支出を差し引くと月5万5000円の赤字になるといわれます。年間66万円、30年で約2000万円が足りない計算です。当然、資産や生活スタイルが違うので一概には言い切れませんが、早いうちに資産形成を始め、老後に備えることは大切です。

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4251158 0 ニュース 2023/06/14 11:25:00 2023/06/15 11:20:02 2023/06/15 11:20:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/06/20230615-OYTNI50020-T.jpg?type=thumbnail

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