新江ノ島水族館 最高齢アザラシ天国へ 「天洋1」47歳 

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生きていた頃の「天洋1」(新江ノ島水族館提供)
生きていた頃の「天洋1」(新江ノ島水族館提供)

 藤沢市の新江ノ島水族館で飼育されていた雌のゴマフアザラシ「 天洋1てんよういち 」が12日、敗血症のため47歳で死んだ。国内の飼育施設で育ったゴマフアザラシでは最高齢とされる。16日から献花台が設けられ、水族館の公式ツイッターには「いのちの尊さを教えてくれてありがとう」など追悼のメッセージも寄せられている。

 ゴマフアザラシはオホーツク海などに生息し、冬は北海道沿岸まで南下する。ごま模様の斑点が特徴的で体長1メートル70、体重100キロほどに成長し、平均寿命は30~35年という。

 天洋1は、1976年3月28日、母親の天洋と父親のオタルの間に生まれた。穏やかな性格で親しまれたが、白内障を発症したこともあり、2004年以降はバックヤードツアーなどでの登場にとどまっていた。飼育員の島森麻衣さん(39)によると、最近は目が見えないもののホースで水遊びするのが好きだったといい、「こんな日が来ると思っていなかったが、飼育を通して自分を成長させてもらえた」としみじみと語った。

 公式ツイッターには、ファンらから「ゆっくり休んで」「天国に行ってもお元気で」など多くのコメントが寄せられている。

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