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観智院 「お大師様 しのぶ機会に」
弘法大師・空海の生誕1250年を記念し、総本山善通寺(善通寺市)内にある
十一面観世音菩薩立像は本堂の
この菩薩立像は元々、高松市内の寺に安置されていた。1913年4月、観智院本堂が火事に見舞われ、本来の子安観音像も焼失。寺からの
脇侍の不動明王像、弘法大師像も開帳。不動明王像は背後の粗削りな炎の形などから、室町時代頃に作られたと考えられるという。大師像は台座の背面や両脇に花などの装飾が施された、珍しい姿をしている。
総本山善通寺の佐伯行茂執行は「秘仏は秘仏のままが本来の姿。だが、多くの方に見ていただくことで、皆さんとご縁を結び、記念の年にお大師様をしのんでもらうきっかけになれば」と話す。
開帳は6月15日までの午前9時~午後5時。拝観無料。問い合わせは、総本山善通寺(0877・62・0111)。