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かわいらしい赤べこがマッチョに変身――。県観光物産交流協会(福島市)は、一風変わった赤べこのイラスト入りアクリルスタンドを「県観光物産館」(同市)と、アンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)」(東京都)に展示し、X(旧ツイッター)に写真を投稿してもらうキャンペーンを始めた。奇抜なデザインは、SNS上で早くも話題となっている。
民芸品の赤べこは、柳津町が「伝説発祥の地」とされる。約400年前の大地震で倒壊した寺院を再建する際、どこからか赤毛の牛の群れが現れて木材の運搬を手伝ったとの言い伝えがあり、疫病を退散させる縁起物でもある。
これらの伝説に着想を得て、絵が趣味の協会職員が筋骨隆々の赤べこ2種類をデザイン。当初は「やりすぎでは」との声もあったが、職員は「伝説や発祥の地を多くの人に知ってほしくて、見た目のインパクトを強くした。少しでも気に入ってもらえれば」と話す。
キャンペーンは来年1月12日までで、協会のアカウントをフォローし、Xに投稿した人から抽選で10人にイラスト入りアクリルスタンドをプレゼントする。