城田優さん、命絶った大切な仲間と“あなた”に送る「人生、ケセラセラ」…STOP自殺 #しんどい君へ

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 昨年、自殺した未成年者は777人と4年連続で増加した。学業や友人、家族との不和などに加え、新型コロナウイルスの感染拡大は、若者にも大きな影響を与えている。身の回りの変化に 翻弄(ほんろう) され、しんどい思いを抱える「君」に、悩み、傷つき、苦しんだ著名人たちが、今年もメッセージを送る。自身の容姿のコンプレックスや落ち続けたオーディション、そして、1年前、一緒に夢を追っていた仲間が命を絶ち、いま、城田優さんが伝えたいことは。

15歳で1人で生きる決意、本屋大賞の作家・凪良ゆうさんを絶望から救った「物語」…STOP自殺 #しんどい君へ

#しんどい君へ…俳優 城田優さん(35)

城田優さん
城田優さん

落ち続けたオーディション

 コロナによる社会変化は、どんな健康な人でも打ち勝てないようなダメージを与えています。小さなストレスや不安が徐々に積み重なって、僕もこの1年ほど、正直、ずっとしんどいです。

 僕はこの容姿がコンプレックスでした。7歳までいた母の母国・スペインでは「チノ」(中国人)と呼ばれ、乾電池を投げつけられました。日本の小学校では「外人」と指をさされました。どこにいてもなじめずに傷つき、この顔を恨みました。母親に相談すると「みんな地球人だって言ってやりなさい。誰でも外国に行ったら外人なんだよ」と言われました。「外人」は自分だけじゃない。見方が変わることで視野が広がり、悩みもちっぽけに思えてきました。

 小学生の時から、歌や芝居などエンターテインメントにひかれるようになりました。10歳の頃には、ラジオ番組を作ってテープレコーダーに吹き込んだり、簡単な曲を自作したりして遊んでいました。

 13歳で芸能事務所に所属して、ドラマや映画などのオーディションを受け始めました。でも、ことごとく落ちました。この顔と長身がネックになったのです。

 監督に「君の場合、留学生役かバスケ部員かな。目立ちすぎる」「前例がない」と否定されて、悔しくて、傷ついて、何度も泣きながら帰路につきました。100回以上は落ちています。

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2275121 0 インタビュー 2021/08/11 05:00:00 2021/08/13 19:53:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/08/20210810-OYT1I50087-T.jpg?type=thumbnail

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