[皇室点描]工芸展に親しみやすさ

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

日本伝統工芸展で、天皇ご一家と談笑される秋篠宮家の次女佳子さま(9月20日、東京都中央区で)
日本伝統工芸展で、天皇ご一家と談笑される秋篠宮家の次女佳子さま(9月20日、東京都中央区で)

 天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが視察先で、秋篠宮家の次女佳子さまに迎えられる機会があった。先月20日、日本橋三越(東京)で「第70回日本伝統工芸展」を鑑賞された時のことだ。

[皇室点描]父の背中を追って

 佳子さまは同展を主催する日本工芸会の総裁として、天皇ご一家に付き添われた。案内役の解説が一段落つくと、天皇陛下が「何かありますか、佳子ちゃん」と声をかけられた。皇后さまも「どのような感想を持ちましたか」と水を向けられた。

 佳子さまは、作品の魅力について語り、年下の愛子さまには、身ぶり手ぶりを添えて制作技法の説明をされた。

 総裁の仕事の一つに同展の入選作品の選定がある。佳子さまは昨年夏の就任以来、同会主催の展覧会に通い、専門家の話を聞き、工芸について学ばれているという。

 その誠実な仕事ぶりが、天皇ご一家に伝わったようだった。鑑賞を終えた陛下は「これだけ勉強するのは大変だったんじゃないですか」と佳子さまをねぎらわれた。ご一家と佳子さまのほほえましいやりとりが、伝統ある工芸展に親しみやすさを加えたように感じた。(社会部 水野祥)

スクラップは会員限定です

使い方
「皇室」の最新記事一覧
記事に関する報告
4689791 0 皇室 2023/10/30 16:30:00 2023/10/30 16:30:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/10/20231030-OYT1I50028-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)