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将棋駒の産地として知られる山形県天童市で毎年春に開催されてきた伝統行事「人間将棋」に、史上初の「10代五冠」を達成した藤井聡太竜王(19)が対局者として登場する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年、一昨年は中止されており、3年ぶりの復活に花を添える。
将棋駒に見立てた人を動かして対局する人間将棋は、桜の時期に行われる天童の春の風物詩。
日程上、対局者は「名人戦挑戦権に該当しない棋士」を選ぶとされる。藤井竜王は名人への挑戦権を争う順位戦で昇級を重ねており、今年が最後のチャンスとみて、市長が日本将棋連盟に掛け合って実現した。