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修学旅行で訪れ、牧志駅(那覇市)から、ゆいレールに乗ろうとしていた横浜市の高校3年生男子(17)が友人と記念写真を撮っていた。一緒にフレームに納まるのは守り神「シーサー」。高さ約3.4メートル、重さ約3トンの
2011年の那覇市制90周年に合わせて設置された。陶工7人がかりで約5か月をかけて作り上げた大作で、駅近くの複合施設「さいおんスクエア」にちなみ、地元の壺屋小学校の児童たちが「さいおんうふシーサー」と命名した。「うふ」は、沖縄の方言で「大きい」を意味する。
駅に近い那覇市壺屋地区は沖縄を代表する陶芸の町だ。戦後、米軍の占領下で市中心部に住民が立ち入れなかった時も、陶工たちは壺屋での作業を認められ、それが復興の足がかりになったとされる。