沖縄「ゆいレール」、巨大なシーサーが見守るのは…「陶芸の町」の最寄り駅

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 修学旅行で訪れ、牧志駅(那覇市)から、ゆいレールに乗ろうとしていた横浜市の高校3年生男子(17)が友人と記念写真を撮っていた。一緒にフレームに納まるのは守り神「シーサー」。高さ約3.4メートル、重さ約3トンの 壺屋焼(つぼややき) だ。「こんな大きなシーサーを見つけてびっくりした」と見上げる。乗降客に人気のスポットとなっている。

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壺屋焼の巨大なシーサーの近くを走る列車(4月15日、那覇市で)=秋月正樹撮影
壺屋焼の巨大なシーサーの近くを走る列車(4月15日、那覇市で)=秋月正樹撮影

 2011年の那覇市制90周年に合わせて設置された。陶工7人がかりで約5か月をかけて作り上げた大作で、駅近くの複合施設「さいおんスクエア」にちなみ、地元の壺屋小学校の児童たちが「さいおんうふシーサー」と命名した。「うふ」は、沖縄の方言で「大きい」を意味する。

 駅に近い那覇市壺屋地区は沖縄を代表する陶芸の町だ。戦後、米軍の占領下で市中心部に住民が立ち入れなかった時も、陶工たちは壺屋での作業を認められ、それが復興の足がかりになったとされる。

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2950337 0 2022/04/29 10:00:00 2022/04/29 10:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220425-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

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