「創価大をシード常連校に」嶋津雄大、箱根路を4度快走…再起の裏に充実サポート

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 「この大学をシード常連校にしたい」という思いで創価大に入った。2020年1月3日。アンカー10区を任された当時の2年生、嶋津雄大(23)(GMOインターネットグループ)は、11番目でたすきを渡された。重圧は計り知れなかった。

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2020年の10区で区間賞を獲得し、創価大初のシード獲得に貢献した嶋津雄大
2020年の10区で区間賞を獲得し、創価大初のシード獲得に貢献した嶋津雄大

足の震え止まらず…2020~23年出場

 「スタート前は足の震えが止まらなかった。でも『物語の主人公になりたい』『主人公ならピンチに打ち勝つ』という言葉をかみしめ、やってやる――という気持ちが固まった」。走り始めたら、足は軽快に動いた。区間新記録の快走で2人を抜き、9位でゴール。創価大躍進の始まりだった。

 しかし、そこから思わぬ苦境に陥った。大きな注目を集めた反動で、夏前に不振を極めると競技をストップして大学も休学。しかし、榎木和貴監督や仲間たちの励ましを受け、秋から復帰した。徐々に調子を取り戻すと、箱根本番では4区2位の好走。往路優勝、総合2位の原動力となり、「あの期間(休学)を経て、競技へ素直に取り組む気持ちが出てきた」と語る。

 快進撃は4年になっても続いた。再び4区を任され、前回よりタイムを1分41秒も縮めて区間賞。「毎年、試練や新たな役割を持たされるのが箱根駅伝で、自分はそれを乗り越え、常に前回の自分を超えられた」という達成感を得た。

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