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第１００回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝、主催＝関東学生陸上競技連盟、共催＝読売新聞社）の予選会が１４日、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園までのハーフマラソン（２１・０９７５キロ）のコースで行われた。第１００回を記念して、全国の大学にも門戸を開放、関東以外の立命館大や皇学館大など１１チームも参加し、計５７チームが出場した。
各校上位１０人の合計タイムにより、１位の大東文化大から１３位の山梨学院大までが来年１月２、３日の本大会の出場権を獲得した。前田和摩（１年）が日本人トップでゴールした東京農業大は１１位通過で１０年ぶりの出場を決めた。一方、東京国際大は１３位から３秒遅れの１４位で及ばなかった。
前回大会１０位以上のシード校と合わせて出場２３校が出そろった。今回は連合チームは編成されない。
【予選会突破校と順位】 〈１〉大東文化大〈２〉明治大〈３〉帝京大〈４〉日本体育大〈５〉日本大〈６〉立教大〈７〉神奈川大〈８〉国士舘大〈９〉中央学院大〈１０〉東海大〈１１〉東京農業大〈１２〉駿河台大〈１３〉山梨学院大
【シード校】〈１〉駒沢大〈２〉中央大〈３〉青山学院大〈４〉国学院大〈５〉順天堂大〈６〉早稲田大〈７〉法政大〈８〉創価大〈９〉城西大〈１０〉東洋大（〈 〉数字は第９９回大会の総合成績）
◇予選会の経過
序盤から留学生がトップ集団を形成したが、５キロ過ぎの時点で、中央学院大の吉田礼志（３年）がこの集団に加わり奮闘している。
８・４キロ付近、先頭集団を走っていた東京国際大のリチャード・エティーリ（１年）がまさかの転倒、すぐに起き上がって走り出した。
１０キロ通過時点のチーム順位は立教大、明治大、拓殖大と続いた。
１１・３キロ過ぎ、日本大のシャドラック・キップケメイ（１年）、麗沢大のデイビッド・シュンゲヤネイヤイ（２年）、山梨学院大のジェームス・ムトゥク（２年）の３人が先頭で引っ張る。
１５キロは、日本大のシャドラック・キップケメイ、山梨学院大のジェームス・ムトゥクが先頭で通過した。チーム別でみると、１位は明治大で、立教大、帝京大、大東文化大、中央学院大と続いた。
２０キロ、日本大のシャドラック・キップケメイが先頭で通過。猛追してきた日本薬科大のデニス・キプルト（１年）とともにゴールになだれ込んだが、個人１位を死守した。
日本勢は東京農業大の前田和摩（１年）が中央学院大の吉田礼志を抜いて２０キロを通過、そのまま日本人トップでゴールした。（デジタル編集部）
◇
第１００回の節目を迎える大会に向けた今回予選は、これまで関東学生陸上競技連盟（関東学連）の加盟大学に限られていた参加資格が全国の大学に開放され、関西や東海、北海道などの１１校もエントリー。関東の大学からは、今年１月の第９９回大会でシード権を逃した東京国際大、明治大、山梨学院大、東海大、日本体育大、立教大、日本大などが出場し、各校１０～１２人がハーフマラソンを走り、上位１０人の合計タイムで争った。
出場枠が拡大された第１００回大会は、予選敗退校の選手で例年構成している「関東学生連合チーム」が編成されない。予選会からの出場枠拡大は第１００回大会限定で、第１０１回は１０校に戻される。
◆予選会出場５７チーム
東京国際大、明治大、帝京大、山梨学院大、東海大、大東文化大、日本体育大、立教大、国士舘大、専修大、神奈川大、中央学院大、日本大、麗沢大、筑波大、日本薬科大、東京農業大、拓殖大、駿河台大、芝浦工業大、上武大、明治学院大、育英大、亜細亜大、関東学院大、慶応大、桜美林大、東京経済大、平成国際大、流通経済大、立正大、武蔵野学院大、湘南工科大、東京大院、東京大、清和大、東京理科大、高崎経済大、成蹊大、一橋大、埼玉大、☆京都産業大、☆立命館大、☆皇学館大、☆札幌学院大、☆愛知工業大、☆環太平洋大、☆日本文理大、☆大阪経済大、☆中京大、☆信州大、東京工業大院、☆放送大関西、国際武道大、群馬大、防衛大学校、千葉大（☆は関東以外の大学）
