馳浩氏、石川知事選への出馬表明…「断腸の思い」次期衆院選は見送り

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記者会見に臨む馳浩衆院議員(19日、金沢市内で)
記者会見に臨む馳浩衆院議員(19日、金沢市内で)

 自民党の馳浩衆院議員(60)(石川1区、当選7回)は19日、金沢市内で記者会見し、秋までに行われる衆院選の立候補を見送り、来年の石川県知事選に挑戦すると表明した。後継候補については、自身も含めた選考委員会で早急に決める考えを示した。

 馳氏は冒頭、「26年間の県民の皆様の支援に心から感謝を申し上げる」と深々と頭を下げ、「断腸の思いだったが、次期衆院選には石川1区から立候補しない」と明言した。「通常国会最終日の6月16日に腹を固めた」とし、会期内に衆院が解散されなかったため、退路を断つことに決めたと明かした。

 知事選については「衆院選後に改めて記者会見の場を設けたい」と述べ、具体的な政策の説明には踏みこまなかった。ただ、「新型コロナウイルス禍という状況を踏まえ、局面の転換(を図り)、谷本さんが築いた石川県の基盤を前進させるタイミングではないか」と語る場面もあった。

 1区の後継の選定を巡っては「一日でも早い方がいい」と語り、選考委員会を速やかに設立する意向だ。「組織を私物化するつもりはないが、アドバイスはするし、意見も言う」と、自身も選考に加わる方針。「しかるべき人に決まってほしい」と後継指名などは行わなかった。

 馳氏は記者会見に先立ち、後援会や党県連役員会、党金沢支部役員会でも同様の意向を正式に伝えた。同支部役員会の出席者によると、馳氏は「8月15日までに選考委員会で後任候補を決めたい」と話したという。

 馳氏は富山県小矢部市生まれ。レスリングで1984年のロサンゼルス五輪に出場し、プロレスラーを経て、95年の参院選石川選挙区で初当選した。2000年に衆院にくら替えし、第3次安倍改造内閣で文部科学相を務めた。

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