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三井住友銀行は、5月にも神奈川県伊勢原市の森林約220ヘクタールを取得する。二酸化炭素(CO2)の排出権を取引する国の制度を使って、自社が排出する量を減らすほか、地域の環境教育の場にも活用する。メガバンクが環境を守るために、森林を取得するのは珍しいという。
地元の森林組合が保有する森林の一部を取得し、動植物の生息地の保全や防災のために、間伐や植林を行う。森林が吸収するCO2を増やし、自社のCO2排出の削減量に加える。加算量は年間約700トンを見込む。歩道を整備し、地元の子どもたちが体験学習できる場に活用することも計画する。
三井住友銀行は、2030年までにグループが排出する温室効果ガスを実質ゼロにする目標を掲げており、取り組みを加速させる。太陽光をはじめ、再生可能エネルギーの活用を通じて、目標の実現を目指している。