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ホンダは10日、2026年以降に世界で販売する新たな電気自動車(EV)を発表した。4~5人乗りでセダンに似た形の「サルーン」と、6~7人乗りでミニバンに似た「スペース ハブ」の2車種。新たなEVブランド「0(ゼロ)シリーズ」として展開する。
米ラスベガスで開催中の家電・IT展示会「CES」で、ホンダが開いた記者会見で発表した。世界的にEV需要が拡大を続ける中、新たなブランドでEVに強いメーカーであることをアピールする狙いがある。
2車種は26年以降、北米や日本などで販売する。通常のEVは床面に大きなバッテリーを配置するため、車高が高くなりがちだが、ゼロシリーズは薄いバッテリーを採用し車高を低く抑えた。
全体的に丸みを帯びたデザインも特徴で、空気抵抗を減らし航続距離をのばすよう工夫する。1回の充電で走行できる距離は482キロ・メートル以上にすることを目指す。
また、ハンドル操作を無線通信でタイヤに伝える「ステアバイワイヤ」をホンダ車では初めて搭載する。将来的には高速道路や一般道で利用できる自動運転技術の搭載を目指す。