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経団連は6日、新たな副会長に水道事業などを手がける仏ヴェオリアグループの日本法人ヴェオリア・ジャパンの野田由美子会長(63)ら6人を内定したと発表した。外資系企業からの副会長登用は初めてで、女性は現職の南場智子ディー・エヌ・エー会長(60)に続き2人目。
他の5人は、日本生命保険の筒井義信会長(69)、NTTの澤田純会長(67)、三菱商事の垣内威彦会長(67)、三菱重工業の泉沢清次社長(65)、三菱UFJフィナンシャル・グループの亀澤宏規社長(61)。5月31日に開く定時総会を経て就任する。任期は2期4年。
経団連の十倉雅和会長は6日の記者会見で「人格、識見、経営手腕、各業種における実績などを総合的に判断した」と説明した。
住友商事の中村邦晴会長(72)ら5人は任期満了で退任する。副会長は1人増えて計20人となる。
経団連は2030年までに企業の役員に占める女性比率を30%以上にするとの目標を掲げる。十倉氏は「ダイバーシティー(多様性)の観点は重要だが、女性ありきではない。野田氏には女性の感性に加え、環境問題などでの発信に期待したい」と述べた。