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3姉妹による漫才トリオ「かしまし娘」の長女として人気を博した正司歌江(しょうじ・うたえ)さんが19日、老衰で死去した。94歳だった。告別式は近親者で済ませた。
北海道出身。1956年に3姉妹で「かしまし娘」の活動を開始。三味線やギターを弾きながら「うちら陽気なかしまし娘」と歌うテーマソングで知られ、関西を拠点に流行歌や浪曲を取り入れた音曲漫才を披露した。66年に第1回上方漫才大賞に輝いた。
歌江さんは真ん中に立ち、自由奔放な照枝さん、勝ち気な花江さんとは対照的に、しっかり者の「歌江姉ちゃん」の役回りだった。女優としても活躍し、80歳で東京の劇団「ワハハ本舗」に所属して話題になった。