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評・戌井昭人(作家)
ロックンロール、この言葉を日本で聞いて誰もが思い浮かべる人は、今年の3月に亡くなった内田裕也であろう。享年七十九、はたから見てもその人生は疾風のごとくであり、彼にとってのロックンロールは生き方でもあった。
そのロックンロール魂は音楽だけにはとどまらず、とてつもなく個性的な役者、映画人を生み出してもいる。
本書は内田裕也にインタビューをしつつ、彼が関係してきた映画を
個人的には、子供の頃に「十階のモスキート」を恐る恐る
インタビューは内田裕也の映画愛が