俳人の黒田杏子さん死去、84歳…おかっぱ頭にもんぺ姿がトレードマーク

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 俳人でエッセイストの黒田杏子(くろだ・ももこ)さんが13日、脳内出血で死去した。84歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は夫、勝雄(かつお)氏。

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俳人の黒田杏子さん
俳人の黒田杏子さん

 東京生まれ。東京女子大在学中に山口 青邨せいそん に師事。1990年に俳誌「 藍生あおい 」を創刊し、主宰を務めた。おかっぱ頭にもんぺ姿がトレードマーク。「季語の現場人」を自任し、全国の桜を巡るなど現場重視の行動派俳人として知られ、新聞俳壇選者も務めた。大学卒業後は博報堂に勤め、雑誌「広告」の編集長として、永六輔や瀬戸内寂聴、梅原猛らと親交があった。

 82年、第1句集「木の椅子」で現代俳句女流賞、俳人協会新人賞。2009年に桂信子賞、11年に句集「日光月光」で 蛇笏だこつ 賞。随筆や評論も手がけ、著書に「季語の記憶」「証言・昭和の俳句」などがある。代表句に「白葱のひかりの棒をいま刻む」「ねぶた来る闇の記憶の無尽蔵」。

 
 
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3920799 0 エンタメ・文化 2023/03/18 05:00:00 2023/03/18 05:00:00 2023/03/18 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/03/20230317-OYT1I50124-T.jpg?type=thumbnail

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