秘仏「汗かき観音」12年ぶりご開帳、来月下旬には初の夜間参拝も

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 大津市石山内畑町の岩間山正法寺(岩間寺)で15日、「汗かき観音」と称される秘仏本尊・千手観音立像の開帳が始まった。今年が開山1300年にあたるのを祝い、12年ぶりに開帳。12月4日までの期間中、特別のご朱印や散華(花を模した紙)を授与し、11月22日からは初の夜間参拝(午後5~7時)も受け付ける。

久々に開帳された秘仏の観音像(手前、大津市で)
久々に開帳された秘仏の観音像(手前、大津市で)

 岩間寺は、西国三十三所の第十二番札所としても知られる真言宗醍醐派の寺院。元正天皇の病気を治した僧・ 泰澄たいちょう が722年に創建したという。その元正天皇が持っていたと伝わるのが、金銅の同観音立像(高さ約15センチ)。寺伝では、地獄で苦しむ人々を救うため、安置された 厨子ずし から夜な夜な抜け出し、朝に汗をかいて戻った――という。

 14日には同派の壁瀬 宥雅ゆうが ・宗務総長らによる法要が営まれ、他の西国札所の住職らが参列する中、厨子の扉が開かれた。岩間寺の壁瀬 慈峯じほう 執事は「熱心な信者や地域の社寺のおかげで1300年の歴史を紡げた。さらにお参りしてもらえるようにしたい」と話した。

 開帳期間中の入山料は1000円。問い合わせは岩間寺(077・534・2412)。

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3430247 0 エンタメ・文化 2022/10/17 13:38:00 2022/10/17 13:49:12 2022/10/17 13:49:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/10/20221015-OYT1I50151-T.jpg?type=thumbnail

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