劇団四季ヒロインで活躍、久野綾希子さん死去…化粧品ＣＭや釣りバカ日誌にも

　劇団四季「エビータ」など数々のミュージカルでヒロイン役を演じた女優の久野綾希子（くの・あきこ、本名・中川秀子＝なかがわ・ひでこ）さんが２２日、乳がんで死去した。７１歳だった。告別式は近親者で行う。喪主は夫、中川博さん。

　大阪府出身。大学在学中の１９７２年に劇団四季研究所に入所し、卒業後に入団。ミュージカル「エビータ」「キャッツ」の日本初演や、「ウェストサイド物語」などで重要な役を演じ、看板女優として活躍。化粧品のテレビＣＭでも注目された。８６年の退団後は「釣りバカ日誌６」などの映画やテレビドラマに出演し、音楽活動にも取り組んだ。最近の出演作は、舞台「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」「ビリー・エリオット～リトル・ダンサー～」など。