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国際政治学者で慶応大教授の中山俊宏(なかやま・としひろ)さんが1日、くも膜下出血で死去した。55歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
東京都出身。米国政治・外交が専門。青山学院大に入学後、永井陽之助さん(2008年死去)のゼミに入り、現実主義の立場に立った国際政治を学んだ。
ワシントン・ポストの期限付き記者や、日本政府国連代表部の専門調査員、日本国際問題研究所研究員として働いた。青山学院大教授なども務めた。
米国現地の状況を観察、分析し、日本が取るべき対米外交政策を提言した。テレビ番組にも多く出演し、情報発信をしていた。
著書に「アメリカン・イデオロギー」や「介入するアメリカ」がある。