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桃狩り

フレッシュでおいしい桃を食べたいなら、桃狩りがおすすめです。桃狩りには適したシーズンがあるほか、桃の種類によって収穫できる時期も異なります。おいしい桃の見分け方やおすすめ品種、桃狩りで人気の県などについて詳しくご紹介します。

1. 桃狩りに適した時期(シーズン)はいつ?

桃狩りに適したシーズンは、品種にもよりますがだいたい7月〜8月中旬頃になります。桃の旬と言われる季節がこの頃で、ビニールハウス内では5月頃から収穫できるものもありますが、桃狩りツアーが行われるのは6月下旬〜8月頃がメインになります。7月に入ると甘味が強くジューシーな「白鳳系」の桃が、7月下旬には果肉がやや固めで日持ちしやすい「白桃系」の桃が旬になります。

桃は品種ごとにそれぞれ収穫時期が2週間〜1ヶ月程度と決まっているため、時期によって桃狩りできる品種が変わってきます。好みの品種がある場合は、その品種の収穫時期に合わせて桃狩りを楽しみましょう。

2. 美味しい桃の見分け方とは?

桃
桃 画像提供:あづま果樹園(福島県福島市)

桃狩りに行くなら、美味しい桃の見分け方を知っておきましょう。美味しい桃を見極めるためには、以下の3つのポイントを参考にしてください。

2-1 桃の香りをチェック!

美味しい桃の第一条件として、香りが良いことが挙げられます。桃は熟してくると甘い香りがしてきます。桃狩りでも桃の香りをしっかり感じられるものを選べば、十分に熟して甘く美味しい桃が食べられます。

2-2 形や色をチェック!

美味しい桃は、左右対称でふっくらと丸みがあり、きれいな形をしています。特に上から見たときにやや横長になっており、完全な円よりも楕円形をしている桃が良いでしょう。桃の表面には縦に「縫合線」と呼ばれる線が入っていますが、この線を中心としたとき、左右のバランスが取れている桃が美味しい桃です。左右のバランスが取れていないものは、味にもばらつきが生じている可能性があります。

色は赤色が濃いほど甘味が強く、美味しい桃だとされています。ただし、黒ずんだ赤色をしている場合は要注意。熟しすぎていたり果肉が傷んだりしている可能性がありますので、避けた方が良いでしょう。

袋がけをして作られた白桃系や黄桃系の場合は赤くならないので、全体がクリーム色または黄色になっているものを選びます。また、どの桃でも皮に黄緑色の部分が残っているものは未熟な桃で、固く甘味も弱いため収穫せずそのままにしておきましょう。

2-3 皮の様子をチェック!

桃の皮に白いそばかすのようなつぶができているものほど、甘くて美味しい桃だとされています。このつぶは「果点(かてん)」と呼ばれ、桃が熟すにつれて糖度が上がってくると薄い皮に亀裂が入ることで生じるもの。果点が皮の表面全体に広がっていれば、全体が甘く美味しい状態になっていると考えられます。

また、果皮がしっとりとしていて張りが感じられ、重量感があるもの、全体にうっすらとうぶ毛があるものもおすすめです。うぶ毛は「毛じ(もうじ)」と呼ばれるもので、桃の中身に傷がついたり、日焼けしたりするのを防ぐ役割があります。

3. 桃の種類

桃
3種類の桃 画像提供:ピクスタ

桃の種類は非常に多く、品種改良でさまざまな桃が生まれています。しかし、大きく分けると白桃系・黄桃系・白鳳系の3種類に分けられます。それぞれの品種の違いについて、詳しく見ていきましょう。

3-1 白桃系

日本の桃の元祖ともされている系統で、岡山県が原産地です。白桃が誕生した経緯については諸説ありますが、一説には中国の「上海水蜜桃」から生まれた品種ではないかとされています。果皮や果肉が白いことから白桃と呼ばれており、これは熟す前に実に袋をかける「袋がけ」をして日光を避けることで赤くならないようにしています。一方で、完全に日光を遮断してしまうと甘味が不十分で美味しさも損なわれてしまうため、甘くて美味しい、色もきれいなクリーム色の白桃を育てるためには非常に手間や技術がかかるとされています。

白桃は食感が柔らかく、甘味もたっぷりでジューシーなのが特徴です。酸味が少ないので、酸っぱさが苦手な人にもおすすめ。代表的な品種には「川中島白桃」「清水白桃」「一宮白桃」などがあり、元祖の白桃をほかと区別するために「本白桃」と呼ぶこともあります。

3-2 黄桃系

黄桃は「黄肉種」と呼ばれる品種の桃で、白桃とは異なり皮も果肉も鮮やかな黄色をしているのが特徴です。白桃と比べて果肉が固く歯ごたえもあり、形が崩れにくいため、缶詰などの加工品用として生産・流通してきました。ただし、現在では黄桃も改良が進み、生食でも美味しく食べられる品種も多く見られます。

代表的な品種として、マンゴーのような芳醇な香りとつるりとした食感が特徴の「黄金桃」があります。他にも、「黄美娘(きみこ)」「黄貴妃(おうきひ)」「光月(こうげつ)」なども有名です。いずれも白桃と比べてスッキリとした甘さがあり、果肉にツヤがあってみずみずしさを感じられるのが特徴です。

3-3 白鳳系

白桃を改良して生まれた品種の一つだった「白鳳」を中心とした一群で、現在市場に出回っている桃の多くはこの「白鳳系」です。白鳳は1925年、「白桃」と「橘早生(たちばなわせ)」を交配して生まれた品種で、熟すと果皮が鮮やかな赤色になります。美しい赤色の外観と、ぎっしりと詰まった果肉が特徴です。白桃と同じく甘味が強く、酸味が少ないことに加え、食べたときに果汁が滴るほどのジューシーさも魅力です。

早生品種(早めに収穫できる品種)と掛け合わせたことによるものか、一般的に白鳳系は白桃系よりもやや熟する時期が早めな傾向にあります。桃狩りシーズンの初期に収穫できるのはこの白鳳系が多いでしょう。代表的な品種には「日川白鳳」「八幡白鳳」「桃山白鳳」などがあります。

4. 桃狩りで人気の県

桃狩り
桃狩り 画像提供:ピクスタ

桃狩りで人気の県はどこでしょうか。代表的な3つの県をご紹介します。

4-1 山梨県

山梨県は桃の生産量日本一を誇り、日本全国で栽培されている桃のうち約30%は山梨県で生産されたものです(約30,400トン、2020年実績)。山梨県で桃が多く栽培されている理由として、日本でも有数の日照量と水はけの良い土壌が挙げられます。また、湿気の多さを嫌う桃にとって、傾斜地が多く水はけの良い土壌も非常に適していると言えます。

4-2 岡山県

日本の桃の源流となった「白桃」の出身地である岡山県。生産量自体は山梨県と比べると多くはないものの、元祖「白桃」を始めとした、美しいクリーム色の果皮と果肉を持った白桃系の生産が盛んです。透き通るような上品な白さとなめらかな口当たりは、手間をかけることから生まれているのです。

4-3 山形県

桃の栽培ができる北限の環境と言われているのが山形県です。温暖な気候を好む桃にとって、東北の冷涼な気候は適しません。しかし、山形県では日中は暑く、夜には涼しいという盆地特有の寒暖の差を利用し、糖度の高い高品質な桃を栽培しています。実際に、2021年度の生産量ではトップ5に入る生産量を誇っています。生産している品種も白桃系から黄桃系、白鳳系までさまざまです。

5. 桃の適切な保存方法

桃は傷みやすく日持ちしにくいため、すぐに食べるなら常温保存、もっと長持ちさせたい場合は丸ごと冷凍してしまうのがおすすめです。常温保存の場合はペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて口を閉じ、エアコンなどの冷気に触れない場所で保存しましょう。冷凍の場合は、優しく洗ってペーパータオルで水気を拭き取った後、1個ずつラップでくるみ、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いた状態で冷凍庫に入れましょう。このとき、ストローを使って空気を抜くとうまく閉じられます。

6. 桃狩りツアーの持ち物と楽しみ方

桃狩り
桃狩り 画像提供:あづま果樹園(福島県福島市)

最後に、桃狩りツアーにおすすめの持ち物と楽しみ方をご紹介します。

6-1 桃狩りツアーにおすすめの持ち物

桃狩りツアーにおすすめの持ち物は、以下の4つです。
・帽子
・タオル
・ウェットティッシュ
・虫よけグッズ
桃は果汁が多く手がベタつきがちなので、特にウェットティッシュは忘れずに持っていきましょう。

6-2 汚れてもいい服装

桃狩りでは農園の中を歩き回るほか、果汁の多い桃を食べることで服が汚れやすいのが難点です。上記のようにタオルやウェットティッシュを持っていくのはもちろん、汚れてもいい服装で行きましょう。畑に入るため、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。

7. 美味しい桃の見分け方や品種を理解し、桃狩りを楽しもう

桃狩りに適したシーズンや、美味しい桃の見分け方、桃の品種による違いをご紹介しました。桃狩りは観光も一緒に効率よく回れて楽しめるバスツアーもおすすめです。ぜひ楽しい時間を過ごしてください。

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