宮脇 昭 名誉教授 ご逝去
本学名誉教授の宮脇昭先生が、7月16日逝去されました。ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせいたします。
宮脇先生は、昭和27年に本学学芸学部助手として勤務され、同37年に助教授、同48年に教授、同60年に横浜国立大学環境科学研究センター長に就任し、平成5年に定年退職するとともに本学名誉教授となりました。
この間、植生生態学の研究をはじめ、植生図化研究、自然環境保全・回復に関する実験、理論化された生態学的研究と多岐にわたる研究を精力的に進めてこられました。250編以上の科学論文と調査報告書、日本植生誌全10巻などで日本列島の野外調査データの集大成と植生図化を行ったのは、宮脇先生が日本及び世界ではじめてとなります。また、日本列島の植生図作成、土地本来の森林再生、熱帯雨林の再生をはじめとする多数の国での森林再生にも取り組まれてこられました。本学常盤台キャンパスにひろがる緑は、宮脇先生の「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」の思想に基づいて形成されたもので、現在も本学の環境保全に貢献し、学生・教職員・地域の方々に安らぎと安心を与えています。宮脇先生の活動は国内外から高く評価され、平成4年に「紫綬褒章」、平成7年に「ドイツ・チュクセン賞」、平成18年に「ブループラネット賞」など、これまで数々の賞を受賞されてこられました。
ここに生前のご功績を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
生前の宮脇先生 | 宮脇先生が大切にされていた大学の緑 |
宮脇先生は、昭和27年に本学学芸学部助手として勤務され、同37年に助教授、同48年に教授、同60年に横浜国立大学環境科学研究センター長に就任し、平成5年に定年退職するとともに本学名誉教授となりました。
この間、植生生態学の研究をはじめ、植生図化研究、自然環境保全・回復に関する実験、理論化された生態学的研究と多岐にわたる研究を精力的に進めてこられました。250編以上の科学論文と調査報告書、日本植生誌全10巻などで日本列島の野外調査データの集大成と植生図化を行ったのは、宮脇先生が日本及び世界ではじめてとなります。また、日本列島の植生図作成、土地本来の森林再生、熱帯雨林の再生をはじめとする多数の国での森林再生にも取り組まれてこられました。本学常盤台キャンパスにひろがる緑は、宮脇先生の「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」の思想に基づいて形成されたもので、現在も本学の環境保全に貢献し、学生・教職員・地域の方々に安らぎと安心を与えています。宮脇先生の活動は国内外から高く評価され、平成4年に「紫綬褒章」、平成7年に「ドイツ・チュクセン賞」、平成18年に「ブループラネット賞」など、これまで数々の賞を受賞されてこられました。
ここに生前のご功績を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
横浜国立大学長 梅原 出
*ご遺族のお申し出があり、誠に勝手ながらご香典、ご供物の儀は固く辞退申し上げるとのことです。また、諸般の事情から、ご遺族へのご連絡等もお控えください。