カモ猟、安全に楽しく 県内解禁、懸念された個体数上々

2023/11/16 10:46
安全に気を付け初猟を楽しむハンターたち=15日午前7時13分、山形市蔵王山田

 カモ類を対象とした狩猟が15日、県内で解禁された。ハンターたちは「ルールを守り、けがなく安全に楽しむ」と、気を引き締めて初猟に臨んだ。

 山形市蔵王山田の古竜湖周辺には夜明け前、山形猟友会桜分会(菊地由郎分会長)のメンバー7人が集まった。日の出の午前6時20分ごろ、カモを驚かせる花火を打ち上げると、対岸から続々とカモが飛び立った。メンバーは群れめがけて引き金を引き、乾いた発砲音が響き渡った。

 今年は猛暑の影響で沼や湖の水が減り、カモの個体数の減少が懸念されていた。菊地分会長は「空を覆うほどたくさんいて驚いた。いい意味で予想外。幸先の良いスタートだ」と笑顔を見せた。初日の猟果2羽をメンバー同士で分け合った。

 イノシシ、ニホンジカを除く本県の鳥獣の今季狩猟期間は来年2月15日まで。県警生活環境課によると、今年は猟銃の不法所持で2人を摘発した。同課の担当者は「手入れや保管、免許の更新も注意して行ってほしい」と呼びかけた。

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