「韓日交流おまつり」で両国の伝統衣装を着た関係者やコスプレーヤーが記念撮影している=22日、ソウル(聯合ニュース)
「韓日交流おまつり」で両国の伝統衣装を着た関係者やコスプレーヤーが記念撮影している=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の最大規模の文化交流イベント「韓日交流おまつり」が22日、ソウルの総合展示場COEXで開催された。19回目となる今年のスローガンは「共に描く未来」。同イベントは国交正常化40周年を記念して2005年に始まった。両国関係が悪化していた時期も毎年開催されてきたが、今年は関係改善の流れも後押しし、会場は活気にあふれた。主催者発表によると、昨年を上回る約6万人が来場した。

 イベントではソウル市少年少女合唱団とソウル日本人学校の小学生が「together」を合唱。03年に採択された国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産保護条約の20周年記念行事として韓国の仮面舞踊「タルチュム」と岩崎鬼剣舞保存会(岩手県北上市)による共演、K―POPとJ ―POPの公演など多彩な公演が披露された。

 多くの自治体が地方の魅力を発信するブースを設けた。茶道やいけばなの体験ブースも設置され、長い列ができた。ソウル近郊の京畿道・安山から小学生約20人を連れて会場を訪れ、茶道を体験した尹美善(ユン・ミソン)さん(45)は「初めての体験だったが、児童たちが面白い、おいしかったと話していた」と語った。

 開会式には韓国の柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官や呉ヨンジュ(オ・ヨンジュ)外交部第2次官、日本の堀井巌外務副大臣や日韓親善協会中央会会長の河村建夫元官房長官らが出席した。

 柳氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が両国関係の発展において人的交流が根幹になると強調したとして、「文化芸術、観光、スポーツ分野でより活発な交流の場を設けたい」と祝辞を述べた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相も来場し、記念撮影をしたほか、両国の出席者と昼食会を行った。


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