韓国のクォン・ヨンセ(権寧世)統一相(画像提供:wowkorea)
韓国のクォン・ヨンセ(権寧世)統一相(画像提供:wowkorea)
韓国の統一部(省)は21日「北朝鮮は現在、対内外的に食糧など経済難が深刻な中、体制の結束に苦心している」と明らかにした。

韓国統一部はこの日、国会の外交統一委員会全体会議の懸案報告で先のように報告した。

統一部は「北朝鮮はめずらしく、2か月余後に朝鮮労働党中央委員会の全体会議を再招集するなど経済成果の達成を促しているが、具体的な対策はなく『穀物の目標達成』などこれまでのスローガンを繰り返している」と伝えた。

つづけて「農村・地方の建設に軍を動員し、『持ちこたえ』に総力を傾けている」とし「政治行事や官営メディアを通じて『自力更生』と『忠誠』など住民の思想統制を強化している」と説明した。さらに「対内外の難関を克服するための内部団結を強調する宣伝・扇動に注力している」と付け加えた。

また統一部は「これとともに北朝鮮は、対南(対韓)・対米軍事的脅威のレベルを引き上げることで、中国やロシアなど国際社会の友軍を確保するため努力している」と報告した。

クォン・ヨンセ(権寧世)統一相は「北朝鮮は韓米合同演習を口実に脅威のレベルを高め、ICBM(大陸間弾道ミサイル)などの武力挑発を続けている」とし「北朝鮮の挑発には断固として対処していく」と強調した。

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