め‐ひるぎ【雌×蛭木】
雌蛭木
メヒルギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 21:15 UTC 版)
メヒルギ(雌蛭木、雌漂木、学名:Kandelia obovata)はヒルギ科メヒルギ属の常緑木本。潮間帯に生育するマングローブ樹種のひとつ。別名リュウキュウコウガイ(琉球笄)[1]。かつて、日本に産する本種にはKandelia candel (L.) Druceがあてられていた(#分類を参照)。和名の由来は、オヒルギ(雄ヒルギ)に対するメヒルギ(雌ヒルギ)の意味で、本種の胎生種子が親植物上で発芽した幼根の太さが、オヒルギよりも細く女性的であることに由来する[3]。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Kandelia obovata Sheue, H.Y. Liu et W.H.Yong メヒルギ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年6月25日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Kandelia candel auct. non (L.) Druce メヒルギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年6月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 219.
- ^ Sheue, H.Y.Liu et W.H.Yong (2003) Kandelia obovata (Rhizophoraceae), a New Mangrove Species from Eastern Asia. Taxon, 52:287-294.
- ^ a b c d e f 辻井達一 1995, p. 257.
- ^ 辻井達一 1995, p. 256.
- ^ 植物体中の各種イオン動態からみたマングローブ 3 種の耐塩性の比較・琉球大学農学部学術報告Vol44(19971201) pp.91-105
- ^ マングローブの分布と植生に関する研究[リンク切れ](pdf)・亜熱帯総合研究所平成12年度報告
- ^ マングローブ生態系モニタリング手法策定に関する研究報告書 Archived 2007年10月25日, at the Wayback Machine.(pdf)・環境庁自然保護局 西表国立公園管理事務所(平成2年)
- ^ マングローブの分布と植生に関する研究[リンク切れ](pdf)亜熱帯総合研究所平成13年度報告
- ^ 喜入のリュウキュウコウガイ産地 Archived 2009年3月31日, at the Wayback Machine.・(社)農林水産技術情報協会-日本の特別天然記念物
- ^ マングローブ林の林分解析(林学科)・琉球大学農学部学術報告 Vol.26(19791211) pp. 413-519
- ^ 「マングローブの古い標本が語るもの」[リンク切れ](pdf)・日本熱帯生態学会ニューズレター No. 66 (2007)
- ^ 青野川水系河川整備計画 Archived 2007年1月6日, at the Wayback Machine.(pdf)・静岡県建設部
- ^ 南伊豆町湊の河口に生育するメヒルギの特性 Archived 2016年3月4日, at the Wayback Machine.(pdf)・静岡県農業試験場研究報告 第49号(2004)
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