長谷川潤がゲランと見据える、美しさと未来。

ゲランが行っている“自然保護へのサステナブルな活動”。それは多岐にわたっているが、昨今のムーブメントによるものではく、1828年の創業時に端を発していることはご存知だろうか。そもそも、ブランドのクリエイションにおけるインスピレーションの源は、「自然」。だからこそ、多大な恩恵を受けている自然に、還元していくことも課題としてきたのだ。とくにこの10数年は、生物多様性維持への貢献、環境への影響を最小限に抑えるパッケージの改革、そして、製品に用いられる象徴的な原材料の担い手であるミツバチの保護や養蜂家の支援など、さまざまな活動を努めている。創業以来長きにわたりハイエンドなスキンケアとメイクアップ、そしてフレグランスで“リュクスな美”を牽引してきたからこそ、その誇りと名にかけて、現代、そして未来におけるラグジュアリーの在り方を見直し、ゲランはサステナブル・ビューティーの模範を目指している。

そんな一連の動きに賛同し、このたびゲランの「アベイユ ロイヤル」とサステナビリティ活動のアンバサダーに就任したのが、長谷川潤さんだ。出産後に自身のルーツであるハワイへ拠点を戻し、大自然と共生するなか、日々その大切さを肌で感じている。「私は幼少期から10代半ばまでハワイ島で過ごし、暑くなったら海に飛び込み、考えごとをしたいときには木に登り、自然はいろんなことを教えてくれて、私を育ててくれました。それから20年近くたったいま、地球に住む1人の人間として、子を持つ母として、ファッションやビューティーの業界に携わっている者として、あらゆる立場から『美しい自然を守ろう』『未来へつないでいこう』と責任を感じています。また、地球環境に配慮したゲランのさまざまな活動に参加できることはすごく嬉しい。頂いたこの機会を大切にし、近くで学ばせてもらいながらさらにライフスタイルを充実させ、同時に、多くの方にメッセージを届けたいです」

たくさんの課題が課せられているサステナビリティの分野においてまず大切なこと。それは、どのような選択肢があるのかを知り、それぞれのライフスタイルに無理なく取り入れられるものを見つけることだ。そうした小さな行動もいつしか習慣のひとつとなり、持続可能なアクションとなっていく。利他的に他者、“外側”への配慮が求められてくるが、自分へのケアリングももちろん重要だ。そこで、気取りのないナチュラルさとヘルシーな美しさを放つ、長谷川潤さんの自身へのケアを聞いてみた。「1日の始まり、起きてまず体の中に摂り入れるものは、レモン半個を搾った2カップの水に小さじ1のハチミツを加えたもの。加工されていない自然そのもののピュアなエネルギーを体内に入れると、自分にも同じくその生きたエネルギーが宿る気がするんです」

ゲランにおける第一の使命も、最高品質かつ、極めて安全で効果的な処方を保証すること。品質、使用感、効能は妥協することなく、天然由来成分を可能な限り配合したナチュラルフォーミュラの開発を続けている。今夏、リニューアルを果たす「アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル」に至っては、実に天然由来成分95%*¹の処方を実現。ちなみに、このボトルは10%がリサイクルガラス。外箱にはFSC認証*²のリサイクル可能な紙素材を使用し、細部に至るまでエコな設計にこだわった。優れた品質とサステナビリティの融合──この新たな形で、ゲランは“ラグジュアリーな美”をさらに昇華させていく。

*¹ 自然由来指数95%（水53%を含む）ISO16128準拠。
*² 持続可能な森林活用・保全を目的とした、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度。

フランス·リモージュ大学の臨床研究により認められたハチ由来成分の治癒力に着目し、10年以上にわたり、ハチミツやロイヤルゼリーが持つ肌への修復効果を研究してきたゲラン。最新の研究では、肌ダメージの修復には、皮膚に張り巡らされている神経細胞と皮膚細胞の相互作用が必要不可欠であることも解き明かし、新たな「ダイナミック ブラックビー テクノロジー」も発表している。

そしてこの8月、ゲランが誇る「アベイユ ロイヤル」シリーズのベストセラー美容液が、2013年の誕生からリニューアルを重ね、「アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル」としてさらなる進化を遂げた。それは、ハチのエキスパートたちによる研究機関「ビー・ラボ」がミツバチに関する研究とハチ由来成分への知見を深めてきた賜物だ。

この美容液。特筆すべきはそのテクスチャーだ。実際に使った感想を潤さんにたずねると「オイルでありながら、使用感はとても軽やか。肌にすっとなじむ。それでいて、使うたびに肌がふんわり。『オイルがベタつくのが苦手』という人も、そのイメージが変わる気がします。とってもみずみずしいので、乾燥するシーズンだけじゃなく、一年を通して日常的に使えそう」。オイル好きも感嘆するベタつかないテクスチャーに仕上がっていることがわかる。その秘密は、ボトルの中を舞うマイクロビーズ。ボタニカルオイル*³を含み、肌にのせた瞬間弾けて肌を軽やかに包み込むのだ。

*³ コミフォラムクル樹脂エキス（整肌成分）

「アベイユ ロイヤル」を支えている立役者であり、メゾンのシンボルでもあるミツバチ。その保護活動にゲランは最大の力を注いでいる。なぜなら、ミツバチは植物の受粉において大切な役割を担っており、その存在は地球におけるフードセキュリティに必要不可欠だからだ。2011年から複数の団体とパートナーシップを結び、売り上げ金の一部を寄付するなどしてミツバチ保護のサポートをし、若い世代の意識を高めるスクールも創設。ユネスコとの協力関係においては女性養蜂家の育成を行うなど、そのアプローチは多岐にわたる。

「いまミツバチが絶滅の危機にさらされ、しかもそのミツバチが絶滅してしまうと生態系が崩れ、やがて人類へも影響を及ぼすことを聞き、最初はただただ信じられない気持ちでいっぱいでした。あまりの衝撃に、少しの間、固まってしまったほどです。けれど、ゲランのプロダクトを使うことで私たちも活動の一部に貢献できる。素晴らしい取り組みだと思います」（潤さん）。いま、私たちの目の前に広がる美しい自然は、ミツバチの恩恵があってこそ。そして、その恩恵にあずかる私たちに課せられた使命は、ずっと先の未来までこの自然を継続させていくことだ。その“継続する美しさ”を日々の生活で体現する、長谷川潤さん。彼女にはエイジングに対しても独自のフィロソフィーがある。

「私はいつも自分の理想や憧れを具体化するために、好きなイメージを集めてムードボードを作るのですが『素敵だな。カッコいいな』と惹かれるのは40代、50代、60代──SNS上においても同世代より年上の女性が圧倒的に多い。それは単純に、生きている年数だけ知識も経験も多く、人としての奥行きを感じるから。私自身、歳を重ねていくことを楽しめる人でありたい。いくつになっても自分の中に新たな世界を広げていきたいと思うし、年齢で限界を作ることなく、歳を重ねるほどに柔軟でいたいです。また、歳を重ねていく上で、“人生のムードボード”作りは、すごく大切。どんな環境にいたいのか、どんな女性でありたいか。未来の自分をイメージするようにしています」

理想や希望を抱きながら、自分自身に責任と覚悟を持つ。そこから長谷川潤さんの美しさは放たれている。それはまた、地球への責任を果たすべく、既存のラグジュアリーとサステナビリティの融合で未来を見出すゲランもしかり。「アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル」で手入れする自分への愛しみと、その先にある環境保全──“自分”を軸に、内側、外側へと向けて、美しさを広げることができるのだ。

フランス、ウェッサン島の黒ミツバチが生み出すハチミツ*のほか、異なる3つの産地のハチミツ*とゲラン独自のロイヤルゼリー*をブレンド。これらを複合した最新テクノロジーを搭載。使い続けるごとに肌へのハリや輝きを感じ、なめらかな印象へと導いてくれるはず。また、手にとり漂うのは、フレッシュでありながら甘やかで奥行きあるハチミツの香り。「モン ゲラン」等、数多くの名香を生み出した5代目調香師ティエリー・ワッサーによるクリエイションで、丁寧に守られた大自然の中で暮らすミツバチのエナジーを嗅ぎ取ることができる。

* 整肌成分