1. デビューは青春映画『ミスティック・ピザ』(1988)
1967年生まれのジュリア・ロバーツが映画デビューを果たしたのは、『ミスティック・ピザ』。ピザ店で働く女の子たちを追った青春映画では、その愛くるしい笑顔がトレードマークに。映画公開時にはヒットしなかったが、ジュリア・ロバーツのほかに、リリー・テイラーなども出演していることから、今ではカルト作品になっています。
2. 『プリティ・ウーマン』で一躍スターに。
特に1980年代から90年代にかけて大人気だったリチャード・ギアの相手役に抜擢されたジュリアは、この作品で大スターの仲間入りに。
映画『プリティ・ウーマン』(1990)には、ビビアン(ジュリア・ロバーツ)がバスタブの中でプリンスの曲「Kiss」を歌うという名場面もあります!
3. 映画『マグノリアの花たち』でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞し、演技力も評価。
映画『マグノリアの花たち』(1989)では、シャーリー・マクレーンやサリー・フィールドなどベテラン女優たちと共演。美しくて薄幸な娘シェルビー役をせつなくも凛と演じ、その年のゴールデングローブ賞を受賞し、演技力も評価されました。
4. 『ノッティングヒルの恋人』でヒュー・グラントと映画史上に残るベストカップルにも。
映画『ノッテイングヒルの恋人』(1999)では、ロンドンのノッティングヒルで書店を経営するウィル(ヒュー・グラント)が偶然にも謎の女性アナ(ジュリア・ロバーツ)と恋に落ちる物語。後から、彼女は実はハリウッド大スターだったことを知る、というスイートなラブコメディです。二人のスクリーンの中でのケミストリーはピッタリ。
アナ(ジュリア・ロバーツ)が「ただ愛されたいだけ」と語るセリフ(厳密には、"Just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her")は、いろいろなところでパロディされたほど映画史に残る名場面に。
5 『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞受賞。
巨大企業を相手に戦ったシングルマザーの実話にもとづく映画化『エリン・ブロコビッチ』(2000)でついにアカデミー賞主演女優賞を受賞。
アカデミー賞授賞式で、オスカー像を持つジュリア・ロバーツ。
6. レッドカーペットでは、美しい顔が引き立つモノトーンのドレスが多い。
授賞式後に、オスカー像を握ったままレッドカーペットを歩くジュリア・ロバーツ。右には当時付き合っていた俳優のジェンジャミン・ブラット。最近では『ドクター・ストレンジ』にも出演していました。
栄えあるMET ガラパーティーにも数年前、ジョルジオ・アルマーニとレッドカーペットを歩いたジュリア・ロバーツ。
7.トレードマークは、満面の笑み。
デビュー当時から「笑顔が最も美しい」と言われることが多かったジュリア・ロバーツ。
8. ヘアカラーも時には大胆にチェンジ。
モノトーンのファッションが多いせいか、ヘアカラーでサプライズなスパイスを。右はジュリアとは結婚も噂されたキーファー・サザーランド、あの「24」の俳優さんです。
9. 姪っ子のエマ・ロバーツをサポート。
兄で俳優エリック・ロバーツの娘エマを常に応援しているジュリア・ロバーツ。最近では、ドラマ「スクリーム・クイーンズ」で人気の若手女優です。
10.カンヌ国際映画祭で、素足でレッドカーペットに登場したジュリア・ロバーツ。
やっぱり忘れられないのは、2016年のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに、素足で登場したこのシーン。実はこの前年に、レッドカーペットでヒールを履いていなかった女性が入場拒否されたというニュースが話題になりました。その後、その女性は実は足が不自由だったことも明らかになり、映画祭自体がバッシングの対象に。翌年、ジュリアは映画『マネーモンスター』がカンヌ国際映画祭で上映されるのを機に、初めて同映画祭に出席。世界中の映画ファンが見守るなか、彼女は堂々と素足でレッドカーペットを歩き、拍手喝采を浴びました。
ヒールは履くかどうか以前に、靴は履かない(!)ことを選んだジュリアに、世界中の女性が当時エールを送りました。
Text: Mihoko Iida