グッチ(GUCCI)が4月29日、東京・銀座で2店目となるフラッグシップショップ「グッチ並木」をオープンした。同店は1964年に初めて日本での展開をスタートした地である並木通りに位置。ガラスのファサードは、ショップの中からも外からも視界を遮ることなく、 並木通りのシンボルでもあるシナノキの街路樹と呼応するように自然の心地よさを感じさせてくれる。
1Fはウィメンズ、2Fはメンズで総面積約725平方メートルを誇る店内は、ウェアからハンドバッグ、ラゲージ、スモールレザーグッズ、シューズ、ジュエリー、ウォッチ、シルク製品、フレグランスまで幅広いカテゴリーでラインナップ。数量限定のファインジュエリーやウォッチといったハイエンドなアイテムも展開している。クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの現代的なビジョンを具現化したショップ作りはインテリアにも反映されており、竹や網代(あじろ)を想わせるデザインは、このショップのために開発されたものだ。
今回、グッチ並木のオープンを記念して、長年にわたりグッチとのコラボレーションを手がけている日本人アーティスト、ヒグチユウコによる限定コレクションも販売している。このコラボについて、ヒグチは「記念すべきブランド創設100周年にオープンしたグッチ並木の壁画と、特別なコレクションに作品を使っていただく名誉を誇らしく思います」とコメント。
スペシャルなイラストで彩られた作品は、グッチのアイコニックなバンブーバッグや〔ジャッキー 1961〕ホーボーバッグ(ミニサイズとスモールサイズ)のほか、スモールレザーグッズ、ラゲージ、シルク製品など多彩なアイテムにあしらわれており、すべてのレザーグッズにはゴールドで刻印された「JAPAN EXCLUSIVE」のホワイトレザータグが付いている。また、GGパターンのジャカードがあしらわれたデニムを使用したバンブーバッグも日本限定アイテムとして登場。
さらに1階奥にはフレグランス コーナーも。“錬金術師の庭”をテーマにした「ザ アルケミスト ガーデン」は全20種類。単体はもちろん、ひとつずつコレクションしながらその日の気分で混ぜ合わせれば自分らしいオリジナルの香りが堪能できる。
同フロア中央にあるファインジュエリーのコーナーは、ロゴを刻印したアイコニックなジュエリーやプレイフルなモチーフなど、ユニセックスで楽しめる様々な表情を魅せるジュエリーが勢ぞろい。ブライダルコレクションに最適な「リンク トゥ ラブ」も展開している。
螺旋階段を上った2階はメンズコーナーだ。1階のウィメンズ同様、フルカテゴリーで展開。ラグジュアリーなチェアやヴィンテージのオリエンタルラグなどのインテリアが、店内に豊かな表情を与える。自然光がたっぷり入る店内には最新コレクションをはじめ、レザーグッズやシューズをはじめとする様々なアイテムがディスプレイされている。
今秋には、3Fに完全予約制である日本初のオーダーメイドサロン“グッチアパートメント”(Gucci Apartment )もオープンする。ここでは、グッチ デコール コレクションの家具や室内装飾品をゆっくり堪能しながら、グッチが誇るイタリアのクラフツマンシップが体験できるオーダーメイド サービスをスタート。
さらに4階は、ミシュラン3つ星シェフであるマッシモ・ボットゥーラがプロデュースする「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ 」が年内にオープンする予定だ。マッシモ・ボットゥーラの名前を冠したこのレストランは、 イタリアのフィレンツェ、米国のロサンゼルスに続く世界で3店目 となり、グッチ オステリアのヘッドシェフ カリメ・ロペスが共同監修を務める。グッチならではの伝統とモダン、そしてイン ダストリアルとロマンチックを融合させた心地良い世界観を衣食住で堪能したい。
グッチ並木
場所/東京都中央区銀座6-6-12
営業時間/当面の間11:00~19:00
※予約いただいたお客様を優先にご案内
Photos: Courtesy of Gucci, Maki Hashida Text: Megumi Otake Editor: Mayumi Numao