ニコール・キッドマンが、スタンリー・キューブリック監督による『アイズ ワイド シャット』（1999）の撮影や当時結婚していトム・クルーズとの思い出を振り返った。1989年に交際1カ月で結婚した二人は、劇中で不貞を乗り越えていく夫婦役を演じたが、撮影時は「ハッピーな夫婦」であり、一日の撮影が終わった後には気分転換にゴーカートをしに行くほどだったという。
ニコールは「ニューヨーク・タイムズ」紙のインタビューで、こう話している。「あの時は幸せに結婚していた。シーンの撮影を終えて、私たちは朝3時にゴーカート場を貸し切って、レースをしていたくらい。他に何て言えばいいのかわからない。たぶん当時を振り返って分析する能力がないのか、したくないのかもしれないわね」
ニコールとトムはイザベラとコナーを養子に迎えており、二人は同作の製作に打ち込んでいたものの、長い一日の撮影を終えて子ども達の元へ戻るのが楽しみだったという。「スタンリーとの仕事は大好きだった。撮影には2年かかった。私たちには二人の子どもがいて、主に敷地内のトレーラーに住んでいた。ときどきスタンリーは私たちと一緒に食事をするのを好んだので、スパゲッティを作ったりね」
「私たちは最高の映画製作者と仕事をし、お互いの人生について学び、撮影現場での生活を楽しんだ。 『この撮影はいつ終わるのかしら？』とよく言っていたものよ。3カ月くらいだと思って撮影に入ったんだけど、実際には1年、そして1年半と延びていった。でも『なるように任せれば、素晴らしい時間を過ごすことになる』って考えるようにした」
2001年にトムと別れた後、ニコールは2006年にキース・アーバンと結婚し、二人の娘サンデーちゃんとフェイスちゃんに恵まれた。夫婦仲は良好で、キースは最近にニコールのことをこう話していた。「彼女はまさに理想の人。僕が生涯探していた人だ。それはとても明らかに感じた。彼女は僕が求めていたすべてで、それ以上。まったくそれを超えてたほどだ」
Text: Bangshowbiz
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