「年齢をカウントするなんてどうかしてるわ。私には“記念日”はあるけれど、“誕生日”はないの。だって、人生は毎日がセレブレーション! とにかく、年齢に関しては永久に私の記憶から消えている。だって自分自身に番号をつけること自体、意味がないと思わない?」と、今回の4年ぶりとなる来日の前、米誌にこう語ったマライア。体重の増減等でゴシップ紙を多々騒がせてはいるが、奇跡の歌声はいまだ健在だ。
そんな彼女が人気絶頂の90年代に確立した、同系色でつくるアイコニックな“ヌードメイク”について、意外なことを明かしている。「赤いリップが似合う人が本当に羨ましい。以前トライしてみたことがあるんだけど、本当に惨憺たるものだった(笑)。まったく似合わなかったの。それからよ、フロスト系のヌーディリップにこだわるようになったのは。そして、実はマスカラが大嫌い。メイクさんがつけようとしても、絶対断ってきたわ。その分、アイラッシュ(つけまつ毛)は必須よ。いろいろ重ねて塗るより、ワンタッチで済むでしょ。メイクはできるだけ少なく済ませたいの。そうすれば、落とす時間も肌にも負担がかからない。メイクはとにかく“レスイズモア”よ」
さらに、彼女が自身のビューティーで何よりこだわるのが、実は“ライティング”。「自宅の照明はすべてダウンライトか、シャンデリアか、キャンドルに限っているわ。強い照明は絶対につけない。撮影やステージはもちろんだけど、プライベートでも照明にはとても気を使っているの」
こだわりのライティングを真似するのはなかなか大変だけど、マライア的ビューティーを試してみるなら、まずはシアーなラメの輝きが美しいフロスト系ヌーディリップから取り入れてみるという手も。ちなみに、彼女が愛用しているリップブランドは、以前自身がコラボレーションラインをプロデュースしたこともあるM・A・Cなのだとか。
Masami Yokoyama