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ビヨンセ、乾癬との闘いを告白

ビヨンセがヘアケアブランド、セクレド(Cécred)を立ち上げた。
Photo: Mason Poole/Parkwood Media/Getty Images

満を持してヘアケアブランド、セクレド(Cécred)を立ち上げたビヨンセ。『エッセンス』誌のカバーインタビューで乾癬と闘っていたことを明かした。「髪の毛にまつわる美しい思い出がたくさんあります。私たちと髪の毛の関係は、一人ひとりの私的な道のりと深く結びついています」「母のサロンで過ごした子ども時代から、父が乾癬ケアのため頭皮にオイルを塗ってくれたことまで……私にとってはどれも神聖な思い出です」

デビュー前は母の経営するヘアサロンで客を前に歌い、そこからアーティストへの階段を上って行ったビヨンセは、セクレド(Cécred)というヘアケアブランドをビヨンセの “Cé “と「神聖な」の意味を持つ “sacred “を融合させて名付けた。インタビューは美容室についてこう語る。「サロンや床屋で行われる会話や討論は、日々の生活からひと時逃れた人々に共同体意識を生む。彼らにとってそこは、美を感じ、気持ちを吐き出し、笑い、秘密を打ち明け、知恵を受け継ぐところ。最も矛盾のない集会。とても大切で神聖なもの」

日本皮膚科学会によると、乾癬は紅斑と呼ばれる紅い発疹が全身に出るもので、確かな原因はわかっていないものの、遺伝的素因に不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤などさまざまな環境因子が加わると発症すると言われている。刺激を受けやすい頭部、肘や膝、臀部、下腿伸側などにできやすい。罹患する人は日本よりも欧米に多いとされ、キム・カーダシアンらも公表している。

Text: Tae Terai