ディズニー史上最恐と謳われているアトラクション『タワー・オブ・テラー』。上昇と下降を繰り返す、絶叫アトラクションとしても有名ですが、その裏には、ホラー要素満載の怖さと謎が隠されているのをご存知でしょうか? 今回、NET ViVi調査員が調査したところ、驚きの事実や新しい発見がとにかくたくさん出てきました……! 知らないより知っておいたほうが100倍楽しくなる、NET ViVi調査員による豆知識をお届けします! 番外編のグッズ情報も見逃さずにチェックして!
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まずは基本ストーリーをおさらい
ツアーで説明される
タワー・オブ・テラー
(恐怖のホテル)
大富豪で探検家のハリソン・ハイタワー三世は、世界中から珍しい物を集めるのが趣味でした。ある日、 アフリカのコンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族から“呪いの偶像”と呼ばれる「シリキ・ウトゥン ドゥ」を無理やり手に入れます。そして ホテルハイタワーに帰還後、コンゴ遠征の報告記者会見と共に、シリキ・ウトゥンドゥをお披露目した際、偶像や伝説を馬鹿にしてしまいました。会見後、ハイタワー三世がホテル最上階の自室に戻ろうと、シリキ・ウトゥンドゥと共にエレベーターに乗り込んだ直後、突然ホテルが停電! ホテル全体を緑の光が包み込みエレベーターは勢いよく1階まで落下……。しかし壊れたエレベーターの中に、ハイタワー三世の姿はなく、シリキ・ウトゥンドゥとハイタワー三世の帽子だけが残っていたのです。
その怪事件の後、ホテルハイタワーは閉鎖され、「タワー・オブ・テラー(恐怖のホテル)」と呼ばれるようになります。 月日が経ち、閉鎖されていたホテルは、ニューヨーク市保存協会によってホテル見学ツアーを開催することに。ツアー参加者であるゲストは、ホテル内部を見学しハイタワー三世の失踪の謎に迫るため、業務用エレベーターで最上階にある彼の部屋へと向かうこととなるのです━━。
そして、ここからはツアーでは明かされることのない、タワー・オブ・テラーの真相に迫ります。
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最高到達点から見る圧巻の眺め!
東京ディズニーリゾートで
一番高い建造物
タワー・オブ・テラーは東京ディズニーリゾートで一番高い建物で、高さは59m。
シンデレラ城とプロメテウス火山は51mなので、パーク内での存在感は圧倒的。
ちなみにエレベーターの最高到達点は38mなので、ビルの約11~12階の高さから落下するイメージです。
アトラクションは垂直に落下するフリーフォール型。暗闇の中、急上昇・急降下を繰り返し、ストーリーや演出にはホラー要素もバッチリ入っている、絶叫系のアトラクションです。
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「災いを信じよ」
呪いの偶像
シリキ・ウトゥンドゥ
シリキ・ウトゥンドゥとは スワヒリ語で「災いを信じよ」を意味する、謎に包まれた呪いの偶像。
所有者には、必ず守らなくてはならない『崇拝の掟』が存在し、これを破れば呪いがふりかかるといわれています。
・崇拝の掟・
1. 崇拝すること
2. 燃やさないこと
3. 閉ざされた場所にしまわないこと
4. おろそかにしないこと
5. 馬鹿にしないこと
6. 他人に渡さないこと
7. 放置しないこと
8. そして何より、恐れること
8つの掟のほぼ全てを破ったハイタワー三世。
彼は記者会見の場でシリキ・ウトゥンドゥを笑いとばした後、エレベーターに乗りドアが閉まる直前に、火のついた葉巻をシリキ・ウトゥンドゥに押し付けたという目撃情報もあり、その後は行方不明となっています。
★シリキ・ウトゥンドゥの目撃談
記者会見の書斎で姿を見ることができるけど、その後も倉庫にある大きな「タマス」という銅像の口の中で緑色に光る目を見たという目撃談も! また、古代の呪術師「シリキ」の魂が宿っていると言われていて、偶像の中にはシリキの骨の一部が納められているという言い伝えもあるんです。呪いをかける際には目が緑色に光るとか……!
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本当は像を手放したかった?
キジャンジと部族の末路
シリキ・ウトゥンドゥを所有していたムトゥンドゥ族の首長のキジャンジ。崇拝の掟、”他人に渡さないこと”に従い、ハイタワー三世からのシリキ・ウトゥンドゥ買収提案をいったんは断ります。しかし、密かに偶像を手放す機会を見計らっていた彼は、”強奪”されたことにすれば渡したことにはならないと言い訳し、結局は渡してしまいました。しかしその後、他の部族に攻撃を仕掛けられ部族は絶滅してしまったとか。
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支配欲すごすぎ!
「世界は私の牡蠣である」
ハイタワー三世の紋章
両脇の2つの「H」は、ハリソン・ハイタワーの「H」。貝の上には地球があり、剣が刺さっています。紋章の下にはラテン語で「世界は私の牡蠣である」という文字が。ぱっと見では意味がよくわかりませんが、入り口上のステンドグラスにヒントがありました。 ハイタワー三世が地球の上に立っていて、杖はニューヨークを指し、世界を支配しているかのような絵です。そこには「この世は牡蠣のようなもの。私の剣で開いてみせよう」と書かれています。
これらから「世界を牡蠣の殻をむくように剣でこじ開け支配してみせよう」という、ハイタワーの支配欲や野望が伝わってきます。
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まさかのギャグ……!?
高塔
ホテルエントランス内にある大きな暖炉には「高塔」の文字と肖像画が。
これは「高=ハイ」「 塔=タワー」 と読むジョークになっています。また、肖像画をよく見てみると、絵の中では肖像画が飾られている位置に像が立っています。ハイタワー三世は、この像を壊し、そこに自分の肖像画を置いたのです。肖像画の台をよく見ると、足だけになった像が見えますよ。
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『レイジングスピリッツ』
でも強奪を!?
『レイジングスピリッツ』のファストパス発券機のそばに、発掘道具と一緒に木箱が置いてあります。よく見てみると木箱には「TO THE HIGH TOWER TRUST AVENUE 1 PARK AVENUE NEW YORK」と書かれているのですが、これはホテルハイタワーの住所です。ハイタワー三世は、この場所にも足を運んだということがわかります。
ロビー上部にもハイタワー三世が『レイジングスピリッツ』に訪れたことがわかる絵があります。他にも日本と思われる場所から、何かを持ち帰る姿も! ぜひ見つけてみて。
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ハイタワー三世の
野望と孤独が交錯する
3つの美しい庭園
混雑時のみ立ち入ることができる、ホテルの敷地内にある庭園。
この庭園は2つに分かれていて、手前が『瞑想の庭園』奥が『インドの庭園』と名付けられています。ここには、ハイタワー三世が世界中から集めた像や植物が置かれています。長く放置されていたので今は荒れ果てていますが、閉鎖される前は、ウォーターフロントパーク園芸協会の会長賞を受賞したことがあるほど美しい庭園でした。
さらにもう一つ屋上に「太陽の庭園」がありますが、こちらは残念ながら今は見ることはできません。
『瞑想の庭園』
ペルシアの羽の生えたスフィンクス像
ペルシアのスフィンクス像はほとんどが男性で、女性の像はとても貴重なものだそうです。 そしてこのスフィンクス像の土台には小さな文字で、「肩の荷を降ろし、私が休憩の為に何度も立ち寄ったこの静かな木陰を共有しよう」と書かれ、ハイタワー三世の意外な一面を垣間見ることができます。
描きかけの絵
描きかけの絵と画材用具が放置された一角。絵には女性と銅像が描かれています。この絵の女性は、ハイタワー三世に憧れを抱き、ニューヨー ク市保存協会をつくって今回のホテル見学ツアーを企画した「ベアトリス・ローズ・エンディコット」です。
描いた人物はハイタワーの忠実な執事で、ハイタワー三世の唯一の友人でもある、アーチ ボルト・スメルディングです。彼の姿は、ロビー上部の絵や掲示板のスクラップ記事、『タワー・オブ・テラー・メモラビリア』の壁画などで見ることができます。ハイタワー三世の側で健気に働いている姿が見られるので、是非見つけてみてくださいね。
『インドの庭園』
奥にひっそりと構えるこの小さな庭園は、ハイタワー三世のプライベートな場所でした。
小さな噴水跡もあり、彼はここで一人、物思いにふけって瞑想していたと言われています。信頼できる友人も少なく、家族もいない━━。彼も孤独を感じることがあったのかもしれませんね。
【貴重な庭園の写真を一挙公開】
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タワー・オブ・テラーを取り巻く
2つの会社
新聞社「ニューヨーク・グローブ通信」
経営者は、ハイタワー三世と犬猿の仲である、コーネリアス・エンディコット三世。会社の所在地は、ビッグバンドビートを公演しているブロードウェイ・ミュージックシアターの隣の建物です。
記者のマンフレッド・ストラングは、ハイタワー三世が失踪する前に開いた記者会見で「ハイタワーさん、それは呪いの偶像だと言われていますよね?」と質問をし、その後も質問が多すぎたため外につまみ出されてしまいます。しかし諦めずにウェイターに変装してホテルに潜入し、偶然ハイタワー三世が失踪したエレベーター事故に遭遇。シリキ・ウトゥンドゥに火のついた葉巻を押し付けるのを目撃したのも彼です。
シリキ・ウトゥンドゥによる呪いを信じ、ホテルハイタワーのツアーは危険であると中止を訴えています。
「ニューヨーク市保存協会」
タワー・オブ・テラーのツアーの主催・運営をする団体であり、代表者はコーネリアス・エンディコット三世の娘、ベアトリス・ローズ・エンディコット。
マクダックス・デパートメントストアを右に見ながら少し進んだ右側にある建物『カールッチ・ビル』 の3階に事務所を持っています。タワー・オブ・テラーのキャストさんは、このニューヨーク市保存協会のスタッフというわけです。ちなみに、アメリカンウォーターフロント・ニューヨークエリアのトラッシュカンもニューヨーク市保存協会のものなんですよ。
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ツアーのお土産を買うならここ!
アトラクションの出口にある
タワー・オブ・テラー・メモラビリア
ニューヨーク市保存協会により、ツアーのお土産を販売するショップとして営業しているタワー・オブ・テラー・メモラビリア。
実はここ、以前は屋内プールだったんです。
ハイタワー三世のお気に入りのプールで『ラジャのプール』と呼ばれていました。ラジャとは“王”という意味。ショップを囲むように描かれている壁画の中には、まさに王のようなハイタワー三世の姿が描かれています。プールの他にもジムやマッサージルーム、理髪店といった様々な施設があったようです。
★おすすめPOINT★
アトラクションから帰ってくる通路には、プールだった頃のポスターも貼ってあるので、ショップと見比べてみると面影があって面白いですよ! ポスターの付近には、マッサージルームやジムへ通じる扉が今も残っています。
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この場所のこの形状ってもしかして
ファストパス発券機
ここはかつてホテルハイタワーの馬車のエントランスだった場所でもあります。
ファストパス発券機は、見学ツアーの無料チケットの発券機という設定になっていて、チケットを発券しているのはエンパイアチケットカンパニーという会社。「トイ・ストーリー・マニア!」 のファストパス発券機も同じ会社が作っています。
★おすすめPOINT★
タワー・オブ・テラーは人気アトラクションなだけあって、東京ディズニーシーのアトラクションの中でも待ち時間が長め。休日だと100分以上、3桁の待ち時間がほとんどです。平日の夜が特に空く傾向があるので、何度も乗りたい人はそこが狙い目かも! ファストパスは平日でも14時頃までには無くなってしまうことが多いので、早めに取ることをおすすめします。
タワー・オブ・テラーが恐れられている10の理由、いかがでしたか?
ハイタワー三世の強欲っぷりもすごいですが、取り巻く人々もホテルへの執念がすごいことが分かりました……! そして、ハイタワー三世の意外な一面を知ることでさらに魅力が深まった気がします。
さて、ここからはこの時期『タワー・オブ・テラー・メモラビリア』で見つけたタワー・オブ・テラーのグッズ情報をお届けします!
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最新グッズ情報 2019年1月現在
タワー・オブ・テラーは、以下のような各種制限があります
ファストパスを取ったのに乗れなかった……などということがないよう事前にチェック!
・身長102cmに満たない方はご利用になれません。
・乗り物に1人で座って安定した姿勢を保てない方はご利用になれません。
・お子様をひざに乗せた状態ではご利用になれません。
・高血圧の方、心臓・脊椎・首に疾患のある方、乗り物に酔いやすい方、その他アトラクションのご利用により悪化するおそれのある症状をお持ちの方はご利用をご遠慮ください。
・妊娠中の方はご利用をご遠慮ください。
・高齢の方はご利用をご遠慮ください。
NETViVi調査員による、タワー・オブ・テラーの豆知識いかがでしたか?
アトラクションに乗る際に、ぜひ参考にして色々チェックしてみてください!
『ディズニー好きの1人として、みなさんとハピネスを共有できたら嬉しいです!』