中山秀征の長男・中山翔貴が『下剋上球児』で新1年生部員に!「芝居をしながら感情が動くという経験が、とにかく面白い」

特集・インタビュー
2023年11月26日
中山翔貴
中山翔貴

タレント・中山秀征さんの長男で俳優の中山翔貴さんが、11月26日(日)午後9時から放送の日曜劇場『下剋上球児』(TBS系 毎週(日)後9時~9時54分)に出演する。第7話から登場する新1年生の阪大輔役を演じる翔貴さんは、小学1年生から野球を始めた元球児。青山学院大学在学中には、同大学の7年ぶりとなる東都一部リーグ昇格にも貢献した経歴の持ち主だ。野球歴から芸能界に入った経緯、ドラマの撮影現場でのエピソードを聞きました。11月22日発売号のTV LIFE(P.34)にもインタビューを掲載中。誌面にはサイン入り生写真のプレゼントもありますので、合わせてチェックしてください。

◆まずは、プロフィール紹介代わりに一問一答です。

Q.好きな食べ物は?
A.ラーメン。

Q.好きな色は?
A.青。

Q.好きな香りは?
A.せっけんの匂い。香水はマルジェラを使っています。

Q.座右の銘は?
A.「ONE OUTS」っていう野球漫画のせりふなんですけど、「可能性が低いってことは、ゼロじゃない」。

Q.自分を動物に例えると?
A.犬!

Q.チャームポイントは?
A.目。

Q.好きな映画・ドラマは?
A.『1リットルの涙』。

Q.カラオケの十八番は?
A.浜田省吾さんの「MONEY」。

Q.“○○マニアです”というものは?
A.サウナかなぁ。はやる前からずっと行ってますから(笑)。

Q.会ってみたい人は?
A.大谷翔平さん。

Q.スマホのロック画面・ホーム画面は?
A.大谷翔平さんです。

Q.無人島に1つだけ持っていくなら?
A.野球ボール。

Q.今、一番欲しいものは?
A.グローブ。集めるのが好きで、内野手用、ピッチャー用とかいろいろと持っています。部屋は散らかしがちなんですけど(笑)、グローブだけはキレイに飾っています。

Q.30歳までに成し遂げたいことは?
A.東京ドームでの始球式!

中山翔貴
中山翔貴

◆あらためて、野球歴を教えてください。

小学校1年生から大学4年生までやっていました。親の影響もあって、気づいたら野球チームに入っていましたね。そのまま中学も、高校も、大学もっていう感じです。小、中は内野も外野もやっていたんですが、高校から大学はずっとピッチャーです。

◆長年続けていた中で、挫折したことはありますか?

大学のときに経験しました。高校までは順風満帆でエースとしてやっていたんです。それが大学に入学したらみんなスポーツ推薦で入ってきているから、圧倒的に自分が一番ヘタで。それまではヘタっていう扱いをされたことがなかったのに周りは甲子園に出ている人しかいないくらいのレベルだったので、そこで初めて試合にも出られなくなりました。ピッチャーの中でもスピードが一番遅いから、なんとか自分の存在価値を出そうと、アンダースローという変則的な投げ方にしたんです。生き残るためには、これしかないなと。4年になってやっとベンチ入りできることになったのにコロナ禍で試合がなくなり、そのまま野球人生が終わりました。だから大学の4年間は、僕にとってはずっと苦しい時期でしたね。つらかったなっていう思いのほうが大きいのですが、その経験も生かせているので結果的に無駄ではなかったと思っています。

◆野球をやっていてよかったなと思うことは?

つらい練習も多かったけど、いかに楽しむかということを考えて明るく声を出すようにしてきたので、今の自分の人格やメンタルに大きく影響しているところです。特に、高校最後の大会では“もうあれほどの緊張はないだろうな”ってぐらいのプレッシャーでした。マウンドに1人で立って、自分が打たれることで勝敗が左右され、チームメイトの負けにつながる可能性がある。みんなの家族や学校全体で応援に来てくれている中で、そのプレッシャーを1人で背負わないといけない。あのときの経験があったからこそ緊張でメンタルが揺らぐことがなくなったので、相当鍛えられたんじゃないかなと思います。

◆そこから芸能界に興味を持ったのはなぜ?

高校3年のときに、元宝塚だったお母さんがステージに立っているところを見たことがきっかけです。普段自分が知っている母親とは違う、演じながら別の世界で生きている姿に触れて、こういうふうになりたいなと思い、事務所のオーディションを受けました。

中山翔貴
中山翔貴

◆実際に演技を経験してみて、どんなことを感じましたか?

演じていて、知らない自分に出会えるのが楽しいです。こんな感情もあるんだ!? っていう。野球をやっているときは“男は人前で涙を流すな”みたいな指導もあったので、人前で泣いたこともほとんどなくて。芝居をしながら感情が動くという経験が、とにかく面白いです。

◆越山野球部の中で、ムードメーカーやリーダー的な存在の人は?

やっぱり(菅生)新樹ですね。役でもキャプテンですが、関西人っていうのもあるのか、みんなに話しかけてくれています。自分もそこまで出る回数は多くないのですが、輪に入れてくれて本当にありがたい。監督としては鈴木亮平さん、キャプテン的な役割は新樹が担ってくれていて、とても素敵な現場です。

◆特に仲のいい部員はいますか?

同じ新1年生の三鬼まさる役の青山俊雄君とはずっと同じシーンに出ているので、ご飯も一緒に食べたりして仲良くやっています。いつか、僕が大好きな(ラーメン)二郎に連れて行きたい(笑)。あとはサウナが好きなので、野球部のみんなで行ってみたいです。

◆ドラマの中で野球をしてみて感じたことは?

練習シーンや試合のシーンは結構リアルにやっているので、芝居をしているっていう意識はそこまでないんですよね。野球に集中しているほうが、物語としていい画になるというか。段取り的なことはありますが、プレー自体はみんなガチでやっていますから。絶対にストライクを投げるとか、ホームランになるシーンではちゃんとホームランを打つんです。CGとかじゃないんですよ(笑)。みんなストイックに、リアルに厳しく野球をやっています。自分が出る前からオンエアを毎回ワクワクして見ていたし、自分が出る回も仕上がりが本当に楽しみです。

中山翔貴
中山翔貴

PROFILE

●なかやま・しょうき…1999年3月18日生まれ。東京都出身。B型。主な出演作は『しろめし修行僧』『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』『ドラフトキング』『沈黙の艦隊』『うかうかと終焉』など。

Instagram:https://www.instagram.com/nakayama_shoki/

●photo/徳永 徹 text/根岸聖子

番組情報

日曜劇場『下剋上球児』
TBS系
毎週日曜 午後9時~9時54分

<キャスト>
鈴木亮平、黒木華、井川遥、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、小日向文世 ほか

<スタッフ>
原案:「下剋上球児」(カンゼン/菊地高弘 著)
製作:TBSスパークル、TBS
脚本:奥寺佐渡子
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子、山室大輔、濱野大輝
編成:佐藤美紀、黎景怡、広瀬泰斗

番組公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/
番組公式X(旧Twitter):@gekokujo_kyuji
番組公式Instagram:@gekokujo_kyuji
番組公式TikTok:@gekokujyo_tbs