長濱ねるインタビュー「“世界が終わる日”が来たら、のんびり過ごすと思います」『金曜ロードショー「君と世界が終わる日に 特別編」』

特集・インタビュー
2022年02月25日

長濱ねるインタビュー

極限のゾンビサバイバルドラマ『君と世界が終わる日に』の新エピソードとなる『金曜ロードショー「君と世界が終わる日に 特別編」』(日本テレビ系)。本日2月25日(金)放送となる本作に、長濱ねるさんが看護師・伊東亜希役で出演します。3年ぶりとなるドラマの現場で感じたことなどを聞きました。

◆ドラマの出演は久しぶりですが、オファーを受けたときの心境は?

お芝居することに対しては、ハードルを少し高く感じていた部分がありました。ただこの亜希というキャラクターは私自身と少し似ていて、人に頼ってしまいがちで自分ではなかなか決断ができないところがあって。そんな彼女が、恐ろしい世界の中で自立していくさまに私自身勇気をもらえたので。この役に挑戦してみようという気持ちになりました。

◆亜希は、おなかにいる子供を守りながら壮絶な戦いに身を投じていきます。どんなことを考えてお芝居しましたか?

演じるに当たって、まず人間が極限状態になったときにどうなってしまうかということを考えました。それで演じていくうちに、子供を身ごもっているということが亜希にとって大きな強みになっているなと感じて。彼女が母親として成長する、その変化の瞬間をどう演じるかが一番のポイントになりました。

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◆もし自分が亜希と同じ立場になったら、どうすると思いますか?

亜希を演じながら日々考えていたのですが、あの恐ろしい世界の中で自分を奮い立たせられるか正直自信がないです。私は、小野ゆり子さんが演じられている病院専務の琴江さんの人間的な性格が大好きなんですけど。自分もきっと、琴江さんみたいになるんじゃないかなって。もし世界が終わってしまうとしたら、最後の一日はなるようにしかならないというか、もう何も考えなくなるような気がします。いつもどおりの時間に起きて、テレビを見て、ちょっと外で散歩して。あとは大好きな鯛茶漬けを食べながら、のんびり過ごせたらいいかなと思います(笑)。

◆ではあらためて、ご自身が感じるこのシリーズの魅力を教えてください。

見ているとハラハラドキドキして、どんどん引き込まれて…気づいたら私も作品のファンになっていました。映像も、本格的なアクションと最新技術を駆使してすごくリアルに作り込まれていて。こういう作品が日本で作られるのは珍しいと思うので、新鮮さという部分でも視聴者の方に支持されているのかなと思います。私は海外のゾンビ映画やドラマを結構よく見ているのですが、それらに勝るとも劣らない完成度の作品だと感じていて。そのような作品に今回参加させていただけて本当にうれしいです。

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◆この作品には、ゴーレムという化け物が登場します。“ゾンビ通”でもあるねるさんの目にはどう映りましたか?

すごく怖かったです! 対峙して悲鳴を上げるシーンでは、思わず素の声が出てしまったぐらいで。結月役の横溝菜帆さんからも、シリーズを重ねるごとに進化しているという話を聞きました。そんなゴーレムたちと戦う皆さんのアクションも本当に迫力があって。今回の撮影は、シリーズのファンとしても思い切り楽しませていただきました。

◆現場の雰囲気はどうでしたか?

同世代の方と一緒にお仕事をする機会も久しぶりで、空き時間に皆さんとお話させていただいたことも刺激になりました。私はこのドラマのチームに後から入らせていただく形でしたが、温かく迎えてくださってうれしかったです。主演の竹内涼真さんは、座長として現場を盛り上げつつ熱い気持ちで演技に取り組んでいらっしゃっていて。それが現場全体の士気を高めていたと思います。あとお笑いコンビのきつねさんも出演されているのですが、お二人もムードメーカーで。本当に笑いの絶えない現場でした。

◆劇中では手に汗握るシーンの連続ですが、身の回りのスリリングなエピソードがあったら教えてください。

道を歩いていて、お財布を落としてしまったことがあって。“ない! ない!”と焦ってゾワッとしました。振り返ったら10メートルぐらい後ろに落ちていたので、 “気づいてよかった~”とホッとしました。私、落とし物をすることも多いんですけど、見つけることも多いんです。ただ、見つからないときはすぐに諦めます(笑)。

長濱ねるインタビュー

PROFILE

●ながはま・ねる…1998年9月4日生まれ。長崎県出身。O型。現在、『セブンルール』(カンテレ/フジテレビ系)、『手話シャワー』(Eテレ)、『legato ~旅する音楽スタジオ~』(MUSIC ON! TV)にレギュラー出演中。

番組情報

金曜ロードショー「君と世界が終わる日に 特別編」
日本テレビ系
2022年2月25日(金)後9・00~10・54

<STAFF&CAST>
脚本:丑尾健太郎、池田奈津子 演出:菅原伸太郎 CP:加藤正俊、茶ノ前香 P:鈴木亜希乃、高橋浩史ほか 協力P:岩崎広樹
出演:竹内涼真、中条あやみ、小関裕太、長濱ねる ほか

<STORY>
ゴーレム・ウイルスの感染爆発が起こる中、響(竹内)は姿を消した来美(中条)を救うために治療薬があるという病院にたどり着く。そこには、勤務医の五十嵐(小関)や、彼の子を身ごもる看護師の亜希(長濱)たちがいて…。

※2月25日(金)よりHuluで独占配信スタートするHuluオリジナル「君と世界が終わる日に Season3」もチェック!

●photo/中田智章 text/橋本吾郎 hair&make/風間裕子 styling/岡本祥熙
衣装協力/FUMIE TANAKA、Hibiki Nakaminami

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