『おかあさんといっしょ』小野あつこから新・お姉さんへバトンタッチ「一緒に歌えて本当に幸せだった」

『おかあさんといっしょ』（Eテレ）の出演者交代および新人形劇発表会が行われ、第21代歌のお姉さん・小野あつこと第12代うたのお兄さん・花田ゆういちろう、そして新・歌のお姉さんのながたまやが登壇した。

2歳から4歳児を対象とした教育エンターテインメント番組『おかあさんといっしょ』。6年間にわたり第21代歌のお姉さんを務めている小野あつこは3月をもって番組を卒業し、4月より歌のお姉さんはながたまや（第22代）に。また、人形劇「ガラピコぷ〜」は新たな人形劇「ファンターネ！」へとバトンタッチする。

まず「私は今年度いっぱいで『おかあさんといっしょ』を卒業します」と発表した小野は「6年前に『ガラピコぷ〜』のみんなと一緒に番組の仲間に入れていただき、これまで過ごしてきた時間は本当にとても濃い6年間でした。1人で入っていくことに対して不安な気持ちもあったのですがたくさん支えていただき、すごく幸せに活動させていただくことができました」とあいさつを。

続けて「就任の会見で『近所にいるような身近なお姉さんに感じていただきたい』とお話ししたのですが、先輩方はそんな私の思いを尊重し、寄り添いながら日々助けてくださいました。そして、2年目からは新しくペアになった（花田）ゆういちろうくんがいつも暖かくて、何も言わずともいろんなことを察し、支えてくださいました。毎日のように一緒に歌えて本当に幸せだったなと感じていますし、ゆういちろうくんと出会い、一緒に歌のお兄さんお姉さんができたことを本当に感謝しています」と思いを語る。

そんな言葉を受け、花田は「僕より1年早く歌のお姉さんになられたあつこお姉さんは本当に一生懸命、僕にいろんなことを教えてくれました。それからほとんど毎日一緒に歌ってきて、この5年間は友人よりも、そして家族よりも濃い時間を過ごしてきましたし、そんなかけがえのない仲間に出会えてとても幸せだと思っております。また近い将来に一緒に歌えることを楽しみに、これからのあつこお姉さんにエールを送りたいと思っています」とねぎらいの言葉をかけた。

また、今回新たに番組で歌のお姉さんを担当することになったながたは「初めまして。新しく歌のお姉さんになりました、ながたまやです。私は小さい頃から歌を歌うことが大好きで、歌のお姉さんになることが夢だったのでとってもうれしい気持ちと、信じられない気持ちでいっぱいです。今まで歌い継がれてきた歌、そしてこれから出会う歌をみんなと一緒に歌い、笑顔あふれる時間にしていきたいなと思います。よろしくお願いいたします」と意気込みを述べる。

花田も「春から番組自体が大きく変わるようです。我々も新しい環境の中でお子さんたちに喜んでいただけるよう、たくさんの仲間とともに番組を作っていけたらと思っています。ぜひポジティブな気持ちで応援し、楽しんでいただけたらなと思っています。引き続きよろしくお願いいたします」とメッセージを伝えた。

小野の最後の出演は4月2日（土）の放送となり、番組の最後にながたが登場し、バトンタッチをする予定だ。ながたは4月4日（月）の放送から、本格的に歌のお姉さんとしての出演がスタート。同日には妖怪、動物、植物など、多様な種族のキャラクターたちがお互いを理解しようと心を育て合っていく新たな人形劇「ファンターネ！」もスタートする。