【MLB】ダルビッシュ有 4回途中1失点で降板 開幕戦勝利に惜しくも届かず

野球

2024.3.20

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ダルビッシュ有 PHOTO:Getty Images

<2024年3月20日(水・祝)MLBソウルシリーズ サンディエゴ・パドレス 対 ロサンゼルス・ドジャース @高尺スカイドーム>

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4度目の挑戦も、あと一歩届かなかった。パドレスとドジャースの開幕戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有(37)は72球、3回2/3を投げて1失点で降板。今年も開幕戦勝利には届かなかった。

メジャーリーグ史上初となる韓国での試合となったこの試合。

自身4度目の開幕投手を任されたダルビッシュは1回表に先頭打者のベッツ(31)に四球を与えてしまったが、続く大谷翔平(29)との初対決はショートゴロに打ち取り、続くフリーマン(34)は空振り三振、4番のスミス(28)はレフトフライに打ち取るという上々のスタートを切った。

2回表は先頭打者のマンシー(33)にヒットを許したが、ヘルナンデス(31)を三振、アウトマン(26)をファーストゴロ、ヘイワード(34)もショートゴロに打ち取り、無死2塁のピンチとなったが無失点で切り抜けた。

ハイライトとなったのは3回表。

簡単に2アウトを取ったダルビッシュだったが、大谷との二度目の対決でライト前ヒット&盗塁を許すと、フリーマンとスミスに連続四球で2死ながら満塁のピンチを背負った。

打席には第1打席でヒットを許したマンシーを迎えたが、ダルビッシュは多彩な変化球を駆使して追い込み、フルカウントからの7球目、高めに決まった150キロのシンカーでマンシーは空振り三振。思わずダルビッシュも吼えるほどだった。

ダルビッシュの好投に応えるようにパドレス打線も奮起し、3回裏にはボガーツがタイムリーを放ち、念願の先制点を奪った。

これで勢いに乗りたかったダルビッシュだったが、4回表は味方のエラーでいきなり無死2塁のピンチを背負うと、ヘイワードにライトへの犠牲をフライを許し1点を献上。これで投球数が72となったダルビッシュはコスグローブ(27)にマウンドを譲り降板した。

もともと75球前後での交代を予定していたとはいえ、3回2/3を投げて1失点、自責点ゼロという好内容。惜しくも勝ち星を挙げられなかったが、今季も上々のスタートを切ったといえるだろう。