武豊の最強パートナー・ディープインパクト「走っているというより、飛んでいる感じ」【武豊のベストパートナー5選】

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2023.7.31

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2005 日本ダービー (G1) ディープインパクト 無敗で2冠達成 写真:AP/アフロ

名馬との歩みが日本競馬の歴史につながる

2023年の大阪杯をジャックドールで制し、史上最年長となる54歳でのGI制覇を果たした武豊。

この勝利で自身の通算GⅠ勝利数もこちらも史上最多となる80となり、まさに競馬界のレジェンドにふさわしい記録を樹立。

6月25日にテレビ東京で放送された「武豊-THE ORIGIN-~始まりの地・函館~」では武豊のルーツがある街、北海道・函館を歩きつつ、武豊の原点を辿る様子が放送され、人気を博した。

そこで今回は武豊の騎手生活を彩ってきた"ベストパートナー"とも言うべき名馬たちを紹介する。※馬齢は当時の表記のまま

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2005 菊花賞 (G1) ディープインパクト クラシック三冠を無敗で達成 写真:アフロ

■ディープインパクト

武豊にとって最強のパートナーとも言うべき存在。

3歳緒戦の若駒Sで見せた爆発的な末脚が話題となると、皐月賞、ダービーともに快勝。その軽やかな走りは数々の名馬を知る武豊に「走っているというより、飛んでいる感じ」とさえ言わしめた。

単勝支持率79.03%という史上2位となる圧倒的な支持を得て臨んだ菊花賞でも中団から差し切り、シンボリルドルフ以来、史上2頭目となる無敗でのクラシック三冠制覇を果たした。

4歳になると、天皇賞(春)では3コーナーから一気にマクるって先頭に立つというインパクト抜群のレースを見せながら従来のレコードを1秒も更新する圧勝をマーク。

さらに宝塚記念も楽勝して凱旋門賞に挑戦、帰国後はジャパンC、有馬記念も危なげなく勝利して武豊とともに積み上げたGⅠタイトルは史上最多タイ(当時)の7勝。

武豊とともに日本競馬の象徴ともなった。


■文/福嶌弘

ディープインパクト
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア
生年月日:2002年3月25日
馬主:金子真人ホールディングス 株式会社
生産者:ノーザンファーム
獲得賞金:14億5,455万円
通算成績:14戦12勝 (12-1-0-1)
重賞:10勝(GI7勝)
出走レース:
レース名 着順 騎手 距離 1(2)着馬 オッズ
有馬記念(GI)1着 武豊 芝2500m(ポップロック)1.2
ジャパンカップ(GI)1着 武豊 芝2400m(ドリームパスポート)1.3
凱旋門賞(G1)失格 武豊 芝2400m(3位入線)レイルリンク
宝塚記念(GI)1着 武豊 芝2200m(ナリタセンチュリー)1.1
天皇賞(春)(GI)1着 武豊 芝3200m(リンカーン)1.1
阪神大賞典(GII)1着 武豊 芝3000m(トウカイトリック)1.1
有馬記念(GI)2着 武豊 芝2500m (1着 ハーツクライ)1.3
菊花賞(GI)1着 武豊 芝3000m(アドマイヤジャパン)1
神戸新聞杯(GII)1着 武豊 芝2000m(シックスセンス)1.1
東京優駿(GI)1着 武豊 芝2400m(インティライミ)1.1
皐月賞(GI)1着 武豊 芝2000m(シックスセンス)1.3
弥生賞(GII)1着 武豊 芝2000m(アドマイヤジャパン)1.2
若駒S 1着 武豊 芝2000m(ケイアイヘネシー)1.1
新馬1着 武豊 芝2000m(コンゴウリキシオー)1.1