リオ銀 原沢久喜、初の世界一ならず。銀メダル獲得 柔道世界選手権

柔道

2019.9.1

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リオ五輪金メダリスト・クレパレクに敗れた原沢。Photo:Sachiko Hotaka

世界柔道選手権(8月25日~9月1日・日本武道館)大会7日目の31日、男子100kg超級と女子78kg超級の2階級が行われ、原沢久喜(27・百五銀行)は決勝で100kg級のリオ五輪金メダリスト・クレパレク(チェコ)に敗れ、悲願の金メダルはならなかった。

柔道GSデュッセルドルフ リオ銀の原沢久喜が完全復活V!

原沢は右の釣手を突き有利な組手になるも、決定的な技をかけることができないまま延長戦に。徐々に組み負ける場面が多くなる。一方、クレパレクは原沢の内股を警戒しながらも、左の釣手で背中を持ち裏投を狙う。原沢はクレパレクの圧力に押され攻め手を欠き、徐々に主導権はクレパレクへ。

すると試合時間が8分を過ぎようかというところで、クレパレクの内股に原沢が大きく崩れる。その直後消極的な姿勢に原沢に3つ目の指導が。原沢は悲願の金メダルを逃し、銀メダルを獲得した。

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初の世界一はならず。Photo:Sachiko Hotaka


東京五輪内定 最短は今大会優勝と11月のグランドスラム大阪優勝

世界選手権優勝者がグランドスラム大阪(11月22日~24日)を制し、強化委員会で出席者の3分の2以上の賛成で代表入りが内定。今大会の金メダリストがいない階級は12月のマスターズ大会、来年2月のグランドスラムパリ、グランドスラムデュッセルドルフ終了時点で、強化委の3分の2以上が1、2番手の差が歴然としていると判断すれば代表に選ばれる。


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Photo:Sachiko Hotaka