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2013年8月20日放送

米原雲海の観音像

鑑定依頼人安田ミドリさん
鑑定士 大熊敏之
ジャンル 近代工芸
本人評価額¥ 5,000,000
エピソード趣味は手鞠作り。自作の手鞠を家の至る所に飾っている。お宝は、安田家に代々伝わるもの。亡くなったご主人は島根県安来市で製油業を営む名家の生まれで、詳しい経緯は不明だが、当時作者と近所付き合いがあったらしく、何らかの形で祖父が手に入れたのではないかと聞いている。その後、ご主人も大阪に就職することになったため、実家には誰もいなくなってしまった。そこでご主人は「あのお宝だけは貴重な物だから手元に置いておかないといけない」と大阪へ運んだ。するとしばらくして、実家が火事に遭い、家財道具が全て焼けてしまった。ご主人は火事で実家が焼けたことを悲しみながらもお宝が無事だった事を喜んだという。夫はいつも「すごい価値がある。一度鑑定団で見てもらいたい」と話していたため、その願いを叶えるべく鑑定を依頼した。
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鑑定士総評

米原雲海の作品ではない。雲海の甥にあたる木山青鳥という作家の作品だが、彼の作品は現在ほとんど残っていない。師匠でもある雲海の作り方を非常によく勉強した人物。依頼品も顔立ちや手は非常に上手に作られているが、足の指の作り方がやや様式化してしまっている。そこから考えると依頼品は大正11年前後に、その頃もうすでに彫刻が作れなくなっていた雲海が青鳥に代作させたものではないか。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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