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【東京】絶海の孤島で星空に包まれる「青ヶ島」観光の見どころガイド

謎に満ちた絶海の孤島・青ヶ島。近年じわじわと人気が高まっている島で、東京から358km、八丈島からも70km離れていますが、東京都に属す島のひとつです。活火山の中にもう1つカルデラ火山がある珍しい地形で、標高の高い展望台まで登ると、この火山を含めた島の全域が見渡せるのも評判です。また、夜になるとそのカルデラが周囲の光を遮り、真っ暗な闇の中で満天の星星を眺められることからも人気の高い島となっています。 島の役場周辺では大手3社の電波が通じていますが、それ以外の場所になるとほとんど電波が届かないため、近年静かな人気になっている「圏外旅行」、「デジタル・デトックス」でのリラックスを目当てに訪れる人も増えています。 今回はそんな青ヶ島にこれから始めていく、という人のために島への行き方や見どころをまとめましたので旅行前にぜひチェックしてくださいね。

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更新日: 2024年5月2日

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<目次>
■青ヶ島の概要
■青ヶ島の観光シーズン
■青ヶ島のアクセス情報
■行く前に知っておきたいポイント
■青ヶ島の見どころ
■青ヶ島に関する豆知識

■青ヶ島の概要

https://commons.wikimedia.org

東京から南に358kmの所にある青ヶ島は、伊豆諸島の最南端に位置し、東京都に属する有人島です。周囲9km、人口はわずか160人ほどという小さな島です。島は活火山の上に成立しており、島の中にさらにもう1つ小さな山がある二重式火山であり、そのほか付近は多数のカルデラ地形が重なっており、世界的にも珍しい地形をしています。
そんな青ヶ島が火山であることを感じさせる特徴的なものが、「ひんぎゃ(噴気孔)」と言われる水蒸気の噴出口で、その熱を利用したサウナが人気です。また、青ヶ島には名産の焼酎「あおちゅう」やその材料のさつまいもや島キュウリ、島唐辛子などの特産品もあり島ならではの味わいも多いに楽しめます。
島ということで美しいビーチを想像している方もいるかもしれませんが、切り立った火山島という立地であることから砂浜はありません。波が穏やかな日には港でちょっとした海水浴は楽しめます。

■青ヶ島の観光シーズン

青ヶ島観光の繁忙期は8月。夏休みやお盆休みの時期であることに加え、民家や街灯が殆どない地区では天然のプラネタリウムと言われるほど星が綺麗に見えるからです。特にまばゆく輝く天の川が評判で、この美しい星空を見るためだけに天文ファンが多く訪れます。また、冬になると「カノープス」という珍しい星が見られることもあり、冬も人気のシーズンです。
しかし、青ヶ島を訪れることだけを目的にするのなら、4〜6月の春がおすすめです。島へはフェリーかヘリコプター行くのですが、台風シーズンや冬は欠航になりやすいので行くまでの難易度が上がるからです。春は気候も良く過ごしやすいですし、夏や冬ほどではなくても、光の遮断された場所では東京とは思えないほどの星空が楽しめます。

■青ヶ島のアクセス情報

八丈島を経由して上陸

青ヶ島を訪れる場合、東京から距離のありすぎる小島であるため、直通のルートはなく八丈島を経由します。ここでは、本土から八丈島までのルートと、八丈島から青ヶ島までのルートに分けて説明します。

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本土から八丈島

羽田空港から飛行機

所要時間:約50分
運賃:13270円(往復割引適用)

飛行機を利用して八丈島に行く場合、羽田空港のANAでしか就航していませんが、毎日3便(7:30、12:15、15:50発)も出ているので、意外と時間に融通が利きます。そしてチケットは数か月前から予約が可能なうえ、早めに予約すると「旅割」という割引制度の対象にもなります。先に挙げたように8月など夏場は行く人が多く利用者も増えるため、早めに予約するのがおすすめです。

竹芝桟橋から東海汽船

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所要時間:約10時間20分
運賃:9650円(2等)

東京からフェリーで八丈島を目指す場合は、東海汽船で竹芝から三宅島・御蔵島を経由する航路を使います。フェリーは毎日1往復ずつ就航していて、竹芝を22:30分に出港、八丈島へは翌朝8:50着と、約10時間20分の船旅となります。乗船日14日前までに購入・インターネット予約すると、通常期20%割引、繁忙期は15%割引で予約できるので、これを利用しない手はありません

八丈島から青ヶ島

ヘリコプターでビューン

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所要時間:約20分
運賃:11530円

八丈島からさらに「東京愛らんどシャトル」のヘリコプターに乗り換えて、いざ青ヶ島へと向かいましょう。八丈島9:20発、青ヶ島9:40分と20分間の空の旅で、毎日この時刻1便のみ運航しています。八丈島での滞在を避けるならば、その日の1便目の飛行機、もしくはフェリーを利用しましょう。
搭乗日の1か月前から予約開始になり、定員は9名のみですので、利用日が決まったら早めに予約することをおすすめします。また5kgを超える荷物は超過料金がかかる事も覚えておきましょう。

連絡船「あおがしま丸」でゆったり

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所要時間:約3時間
運賃:2450円(2等、2016年7月時点)

八丈島から青ヶ島へのもう1つのアクセス方法として、連絡船があります。基本的には9:30に八丈島を出て12:30に青ヶ島につくダイヤで週3・4日運行、1日1往復就航しています。予約制度はなく当日販売のみとなっているので注意。また、ダイヤや値段は時期によって変動があるので、実際に利用する際はよく確認してください。なお、就欠航は当日7時に決定します。

■行く前に知っておきたいポイント

天候に左右されやすい

青ヶ島は年間を通じ10~25度と温暖な気候帯に位置していますが、八丈島やほかの島々より集落が高めの位置にあるので、実際はもう少し涼しく感じます。しかし、湿度は年間平均が85%と高く、涼しいからといって快適な環境で過ごせるとは限りません。そして梅雨・台風の時期は海路・空路とも欠航になりやすいので、旅行日程は余裕をもって確保すること、できればこれらの気候の時期を避けるのが無難です。

3食付きの民宿も

青ヶ島で過ごす場合、一般的に民宿を利用しますが、6軒しかないので訪れるときには宿泊場所の確保も必至です。島内には飲食店がほとんどないので3食付きの所も多く、魚や野菜を始めとした島の旬の食材が味わえます。また、宿泊送迎をおこなってくれるだけでなく、意外とネット環境や洗濯機なども揃っているところばかりなので、快適に過ごすことができ、同じ民宿でがっつりとすごす連泊旅となるでしょう。料金はいずれも9000円前後とリーズナブルになっていますが、アメニティはタオル類・歯ブラシ程度の用意となりますので、そちらは自前のものを揃えていきましょう。

島内の移動はレンタカーがおすすめ

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島内の移動にはレンタカーが不可欠です。二重式火山という特徴的な地形のために、アップダウンが激しく、また島の入り口から集落部、そして自然豊かな地区はそれぞれの距離が離れているので、徒歩移動をするとなると、それだけでなかなかの運動となってしまいます。青ヶ島整備工場という会社で車を借りられ、車と徒歩で楽に島内散策ができます。予約をするときにお願いすれば、港やヘリポートに車を持ってきてもらえます。

■青ヶ島の魅力

尾山展望公園

島で一番高いと言われる外輪山・大凸部(おおとんぶ)は標高423mで、そこと大体同じ高さにあるのが尾山展望公園です。この周りには視界を遮るものがなく、360度の海と空が広がる絶景が望めます。島の特徴である二重式カルデラ火山の全体像もここから確認できます。
公園付近は石畳の遊歩道になっていて、地球を模した青いタイルのモニュメントが目印となっています。懐中電灯必須となりますが、夜にはそのモニュメント周りに腰かけての星空ウォッチングができます。

大杉

火口の内側、池乃沢地区の森林の奥まった所にある恋ヶ奥は、神木が茂る神秘的なエリアです。そのなかでも樹齢230年の大杉は青ヶ島のパワースポットと言われています。ゴツゴツした溶岩地帯に広がる森林の中で、太く高いこの大杉が凛と佇んでいる様は神々しいという言葉がぴったり。特に、苔むした幹から何かしらのパワーを感じると言う人が多くいます。森の入り口から大杉までは、目印の赤いテープが張ってあるので安心して歩けます。

天然プラネタリウム

青ヶ島に来る人の目的の1つでもある満天の星空。都会では空が狭く夜間も電気が灯っていることが多いので、輝きの強い星くらいしか肉眼では見られません。しかし、この青ヶ島では内輪山・丸山と外輪山に囲まれたカルデラの底では、周りの光が遮断されて驚くほど明るく輝く天然のプラネタリウムが眺められます。
そして、夏の夜、月明かりの無いよく晴れた日には白く染まって見えるほどの天の川が見どころ。冬は全天で2番目に明るい「カノープス」が高く上がった様子を見られる、日本屈指の絶景ポイントになります。さらに、いて座とカシオペア座という夏と秋の星座が同時に見られることも星好きの心をくすぐります。

圏外旅行ができる

近年「圏外旅行」や「デジタル・デトックス」が人気を集めています。始めにも挙げましたが、この青ヶ島の特徴は二重式カルデラ火山である事と、集落の中心部以外は電波が通じず、日本でも数少ない、圏外旅行にうってつけの場所です。
ネットの発達とともに、携帯・タブレットでいつどんな時でも相手に連絡を取れる状態になれましたが、その反面常に誰かと繋がっている状態のうえ、ここ数年はSNS疲れという言葉も生まれるほどに。知り合い同士では、やり取りを続けないといけないという無言のプレッシャーを感じたり、会ったこともない人の発言で一喜一憂することで、多大な疲労感を感じるのです。そこで敢えて圏外の所に行き、電波のない場所で穏やかな時間を過ごし、心身ともにリラックスさせることが人気になっています。

■青ヶ島に関する豆知識

ひんぎゃについて学ぼう

「ひんぎゃ」とは火山の噴気孔を島の言葉で表したものです。活火山の上にある青ヶ島では、白い煙が噴き出しているひんぎゃを、島内の各地で見ることができます。通常、火山の噴気孔からは有毒ガスが排出しているので近づくだけでも危険なのですが、青ヶ島の場合は地下にたまった海水がこの有毒ガスを閉じ込めていて水蒸気しか出ていないので、近づいて見られます。
また、このひんぎゃの熱を利用した「地熱釜」と呼ばれる蒸し釜もあり、自由に使えるので、この釜で作る蒸し料理もぜひ楽しんでみてください。ほかにも製塩所、サウナといった施設でもこのひんぎゃが有効に利用されています。

青ヶ島で買いたいお土産

ひんぎゃの塩

太平洋の黒潮本流の天然海水を平窯に入れ、ひんぎゃの地熱蒸気を利用して、約1か月かけて結晶化したものが、この名産の「ひんぎゃの塩」。ミネラル分を多く含んでおり、通常の塩と違って塩辛さは強くなく深みのあるまろやかな味が特徴です。

あおちゅう(焼酎)

元々は、妻が夫のために作っていた家庭のお酒で、その家の味とも言えるものです。さつまいもや自然麹など島内外の原料を用いて作っています。今でも工程のほとんどを人の手で行っており、杜氏によって分量や作り方が異なるので、味もそれぞれ違います。

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