沖縄県宮古島と石垣島の間にある多良間島。多良間空港は、多良間島の西部にある空の玄関です。2020年現在、琉球エアコミューター(RAC)が宮古空港便を1日2往復運航中。ボーディングブリッジはないので、搭乗・降機時はターミナルとの間は徒歩となります。
ターミナルビルは2階建てで、1階は搭乗カウンターと売店、カフェ、2階が空港管理事務所、屋上が展望デッキ(写真)となっています。フェンスが高いので撮影に制約がありますが、滑走路側は駐機場や飛行機、海が眺められますし、玄関側は空港の駐車場や島の中央部などが見えます。
なお1階のRACカウンターとカウンター近くから上がる屋上の展望デッキでは、12:00から14:00の間見学出来ません。この時間帯に空港に立ち寄りたい旅行者はトイレと自販機でのジュース購入のみです。
多良間空港の入口にあるのは、宮古島で有名な警察官型人形の宮古島まもる君(写真)。多良間島は宮古島警察署管内で、宮古島から2010年に異動してきた「多良間まもる君」の名は「つよしくん」。旅行者の皆さん交通安全に注意しましょう。
空港ターミナルビル入口から見て右奥にある「珈琲屋ヘミングウェイ(写真)」は、ヘミングウェイに外見が似ているマスターの喫茶店。実はマスターは塩職人です。こだわりの塩を作るために多良間島に移住。現在は一切の火・熱処理をせず、太陽と風でじっくりと結晶させた完全天日塩を作りながら、塩の販売と、喫茶店の営業を行っています。
コーヒーのメニューにはマスターが作った塩が含まれるソルトコーヒーがあって人気。塩辛くないマイルドな味は、きっと驚くでしょう。
ヘミングウェイで販売中のマスターが作った代表的な塩は、黄金塩という意味の「くがにまーしゅ」と粗塩の「塩の華」。宝石のように大きな結晶の塩は、低温でじっくり育ったまさにマスターの作品。太陽と風の力だけで出来た塩をぜひ味わってみて下さい。
マスターが作った天日塩を加工した塩も一緒に販売されています。アオサが入った海藻塩、カレー粉と一緒のカレー塩、ワイン入りのワイン塩がありますので、ぜひ比べてみて下さい。
<珈琲屋ヘミングウェイの基本情報>
電話・FAX番号:0980-79-2500
営業時間:飛行機の到着・出発に合わせて営業
珈琲屋ヘミングウェイの手前にある土産店「多良間島特産品直売店」は多良間島で製造、多良間産食材を使った加工品がいっぱい。島を離れる前の土産購入に最適です。
多良間島では各地でピンダを見る事が出来ます。ピンダとは多良間の言葉でヤギの事。ピンダを利用した島おこしで登場したピンとくる土産品が「やぎ汁たらまピンダ」。多良間ではみそ仕立てでピンダを味わいますが、地元ピンダ料理をレトルトにした製品。ヤギを食べた事がない旅行者でも、羊の肉(ジンギスカンなど)を食べた事があれば問題なく味わえます。
多良間島では5月と10月に闘犬ならぬ闘山羊大会・ピンダアースが行われます。アースは多良間の言葉で「合わせ」の事。ピンダは縄張り内の序列を決めるためケンカする習性を利用した大会で、角をぶつけ合ったり、時にはピンダならぬビンタの様な戦いになることも。そんなピンダアースを題材にTシャツが作られ人気です。ピンダアースの帰りに、またピンダに会った記念にいかがでしょうか。
多良間島はサトウキビの栽培が盛んで、黒糖は村に欠かせない食材。多良間の黒糖を使い、ゴマの風味を加えたカリッとした食感のおすすめ菓子が、「たらまんぼー(写真)」。スティックで食べやすく、病みつきになるほどおいしくてたまらない美味しさから名付けられました。
多良間村限定販売のジェラートが2019年デビューしました。カップのデザインは多良間村の中学生が協力し、黒糖は多良間産100%使用。多良間で取れた黒糖のおいしさをジェラートで味わい、保冷して持ち帰ったり、搭乗や搭乗待ちの時間に味わうのもいいですね。
多良間島では長い間、自生した健康食材で知られる「ノニ」の木があって防風林の役割を果たしてきました。また栄養価が高くて体にいいので、ノニ果汁がジュースに加工され、販売されるようになっています。体にとてもいいノニ、まだという方は一度試してはいかがでしょうか。なお適正な容量を守って飲んで下さい。
<多良間島特産品直売店の基本情報>
営業時間:飛行機の到着、出発に合わせて営業
住所:沖縄県宮古郡多良間村字仲筋2351-7
電話番号:0980-79-2637(多良間空港管理事務所)
営業時間:8:00〜18:00(12:00〜14:00はトイレ・自販機のみの利用)
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/5/13更新)
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