柿の葉すしとは、奈良県や和歌山県に伝わる郷土料理の1つで、名前の通り柿の葉で一口大の酢飯と鯖や鮭などの魚を包んだお寿司です。柿の葉には殺菌効果があると言われており、柿の葉で包むことで数日間の保存が可能となり、また柿の葉の香りがお寿司に移ることで風味もよくなり、冷蔵庫がなくても保存ができてしかもおいしくなるという、とってもすぐれたお寿司です。
奈良県には柿の葉すし専門店があちこちにあり、とても身近に親しまれているんですよ。
「山の辺」は、近鉄桜井駅から飛鳥方面に車で10分ほど走ったところにあります。
公共交通機関では、桜井駅南口より奈良交通バスが走っていますが、本数も少ないため、車がない場合はタクシーで向かう方がおすすめです。
お店はうっかりしていると見落としてしまいそうなこぢんまりとした目立たないお店ですので見逃さないように要注意。「柿の葉すし」と書いたのぼりが立っていますので、それを目印に向かいましょう。紅葉の時期はそれを目当てにたくさんのお客さんが並んでいることもありますので、確実に購入したい場合は営業開始前の到着を目指しましょう。
営業時間は10時からですが、9時半頃からお店の前に予約用紙を準備されており、連絡先と個数を記入しておけば作っておいていただけます。待っている間に近くを観光して、戻ってきてから受け取るということもできますので、長時間並ばなくても大丈夫ですよ。
お寿司は鯖と鮭の2種類があり、10個から購入可能です。どちらも食べたい!という方はミックスにすることもできますよ。受け取りの際に中を見せてもらえますが、色とりどりの紅葉が本当に美しく、思わず声を上げてしまうほど素敵です。
常温で3日ほど日持ちしますので、旅行中の持ち歩きも安心ですし、お土産にもぴったりですね。また、葉の色は当日が一番美しいのですが、味は翌日のほうがなじんでおいしく感じられるという方も多数。当日と翌日以降で食べ比べてみても楽しいですね。魚や米、塩にまでこだわりを持って作られた柿の葉すしは、さっぱりとしていて、素朴な味わい。女性でも軽く5〜6個は食べられそうですよ。
今しか購入することができないこの美しすぎる柿の葉すしでちょっと変わった紅葉狩りなんていかがでしょうか?なお、自然が相手のことですので、販売期間がいつからいつまで!と明確に決まっているわけではありません。行く時期が決まったら、紅葉柿の葉すしが準備できるかどうかは、事前にお店に確認をしてくださいね。
「山の辺」の近くには、道路をまたがる大鳥居が素晴らしい「三輪明神 大神神社(通称:三輪大社)」もありますので、お参りのついでに立ち寄ることも可能です。
その他、桜井市には三輪そうめんや、「みむろ」という最中が有名な「白玉屋榮壽(しらたまやえいじゅ)」などもありますので、古都の秋をぜひ楽しんでみてくださいね。
住所:奈良県桜井市山田676-2
電話番号:0744-45-3675
アクセス:近鉄桜井駅から車で10分または奈良交通バス近鉄桜井駅南口より「36系統:明日香奥山・飛鳥資料館西行き」乗車「明日香資料館」で降車
営業時間:午前10時から午後5時まで
定休日:毎週火曜日、水曜日
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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