東海大学ライフセービングクラブCREST(大越正大部長)が9月、千葉県で2日間にわたって開催された「第37回全日本学生ライフセービング選手権大会」の男子団体で総合優勝、女子団体も総合準優勝を果たした。
学生選手の頂点を決めるため、男女それぞれ36チームが参加した同大会。浜辺や海上での救助技術を競った。
大会1日目は台風で前日に中止が決定。競技に出られず落胆する部員に、男子チームの田中政也主将と女子チームの高橋麗那主将は、「出られる人も出られない人も、一緒になって総合優勝を目指そう」と鼓舞。一丸になって大会に臨んだ。
チーム競技主体の2日目が始まると、溺者役を救助者役が救助する速さを競うレスキューチューブレスキューで高橋主将が率いる女子チームが1位を取って弾みをつけた。男子チームも4種目をリレー形式で行うオーシャンマンリレーでトップに。走力に自信のある田中主将らが底力を見せ、男女合わせて6競技で1位を獲得。男子は総合優勝、女子は総合準優勝を果たした。
目指すはシリーズ連覇
田中主将は「サポートしてくれたメンバーも含め全員の勝利。これからもチーム力向上に努めたい」と話し、高橋主将は「僅差で総合優勝を逃したのは悔しい。今後は総合力のある選手の育成が必要」と振り返った。
昨年から全日本選手権では本大会を含めた3大会でシリーズ優勝を決めることになり、東海大は昨年初代優勝を飾った。大越部長は「日を追うごとにチームの結束力が高まっている。12月の大会も好成績を残し、シリーズ連覇を狙いたい」と意気込んだ。
1位入賞した競技の出場者は以下の通り(敬称略)。【男子】▽ビーチスプリント/田中政也▽オーシャンマンリレー/冨樫幹大、人見啓斗、白畑秀磨、田中政也▽ビーチリレー/小川宝生、田中政也、本多翔、伊藤大輝【女子】ビーチスプリント/渡辺菜瑠真▽レスキューチューブレスキュー/小久保琴音、高橋麗那、西尾栞、金子彩紀▽ビーチリレー/輪島由佳、金子彩紀、渡邊桜優、渡辺菜瑠真
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