通称「烏帽子岩」で知られる姥島で8月20日、小中学生と保護者を対象にした釣り体験と磯の生き物の観察会が行われ、10組27人が参加した。茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス主催の「環境まなび講座」。
参加者は釣具店の石井芳夫さんから釣り竿の扱い方や仕掛けのつけ方を教わり、渡船えぼし丸(石井満夫船長)で姥島へ上陸。「くじら通し」と呼ばれる水路がある島の東側で釣り糸を垂らした。指導役を務めた大塚亮太さんに「釣り針が見えないように丁寧に餌をつけるのがコツ」とアドバイスを受け、ネンブツダイやカサゴ、ベラなどを釣り上げた。
小峯和朗さんを講師に迎えた生物観察会では、この時期に見られる季節来遊魚のギンユゴイやオヤビッチャ、イソスジエビ、ウミウシなどを観察。毒のないカブトクラゲにさわり、ぷるぷるの感触を確かめた。小峯さんは「磯場の足元には小さな命がいて、近づいてみるとたくさんの発見があります」と話した。
両親と参加した柳島小学校6年の山口湊さんは「小さなウニでもトゲトゲがすごかった」。茅ヶ崎小学校4年の和田優空(ゆうあ)さんは「タイが釣れたのがうれしい。ムラサキウニの殻がきれいだったので、自分でも探してみたい」と笑顔を見せた。孫と参加した女性は「姥島は意外に広く、潮だまりにいろいろな生物がいることが分かりました」。
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